女子フットサルアジア杯、中国がインドネシアに6-0完勝 W杯懸け準決勝へ
中国女子フットサル代表がAFC女子フットサルアジアカップ準々決勝でインドネシアに6-0で大勝し、ワールドカップ出場権に一歩近づきました。開催地である内モンゴル自治区フフホトで唯一のグループ全勝チームとして臨んだ中国が、その地力を改めて示した形です。
アジアの女子スポーツやフットサルの動向を追ううえで、今回の結果は国際ニュースとしても注目すべき出来事です。
何が起きたのか
この国際大会は、内モンゴル自治区フフホトで行われたAFC女子フットサルアジアカップです。中国はグループステージを全勝で突破した唯一のチームで、その勢いのままインドネシアとの準々決勝に臨みました。試合は終始、中国が主導権を握る展開となりました。
6-0の内容:交代選手の先制から終盤の畳みかけまで
前半13分、途中出場のジャン・ズーウェン選手が強烈なシュートを叩き込み、中国が1-0と先制します。ホームの声援を背にした一撃で、試合の流れを決定づけました。
後半に入ると、中国の攻勢はさらに加速します。後半開始からわずか2分、ゾウ・インラン選手のロングシュートを相手ゴールキーパーが弾いたところを、ファン・ユーチウ選手が素早く詰めて2点目。リードを2-0に広げます。
その3分後にはジャン・ルイ選手が3点目を奪い、スコアは3-0。終盤の残り10分間には、ジアン・シャオユー選手、ユー・ティン選手、ション・ジン選手が立て続けにゴールを決め、最終スコアは6-0となりました。守備陣も最後まで集中を切らさず、危なげない完封勝利でした。
アジアカップと女子フットサルW杯の関係
今回のAFC女子フットサルアジアカップは、11月にフィリピンで初開催が予定されていた女子フットサル・ワールドカップのアジア予選も兼ねていました。決勝に進む2チームと、3位決定戦を制したチームの計3チームが、世界の舞台への出場権を得る仕組みです。
中国はこの勝利により、準決勝でタイと対戦することになりました。タイに勝って決勝進出を決めれば、その時点でワールドカップ出場が確定する状況でした。一方で敗れた場合でも、3位決定戦で最後の1枠を争うことになります。
地元開催で強さを見せる中国としては、タイとの一戦を突破して早い段階で出場権を確実にしたいところでした。
ベテラン・ファン選手が語る「チャンスの重み」
この試合でゴールを決めたファン・ユーチウ選手は、試合後に自身の思いを次のように語りました。
「人生の中で、チャンスはそう多く巡ってくるわけではありません。私は他の選手たちほど若くはないので、この大会は本当に重要だと思っています。私たちの目標はワールドカップであり、自分たちがしっかりとしたプレーを見せられれば、問題はないはずです」
限られた機会にすべてを懸けるというベテラン選手ならではの覚悟が伝わってくるコメントです。個人のキャリアだけでなく、女子フットサルそのものの発展のためにも、今大会を結果につなげたいという強い意志がにじみます。
アジア女子フットサルの現在地とこれから
女子フットサルは、男子サッカーや男子フットサルに比べると、まだ国際大会の歴史が浅く、報道の量も多いとは言えません。しかし、アジア王者と世界大会への出場権を同時にかけた大会が行われることは、競技の認知度や選手のキャリア形成にとって大きな意味があります。
自国開催で好結果を収めることができるかどうかは、単なるスポーツの話にとどまりません。スポーツ政策や育成環境、女子アスリートへの支援のあり方など、各国・地域の取り組みの差が、そのままピッチ上のパフォーマンスとして現れてきます。
今回の6-0というスコアは、中国の地力と大会への本気度を示すものです。同時に、アジア全体として女子フットサルのレベルをどう底上げしていくのかという問いも投げかけています。この試合結果は、日本語ニュースとしても、アジアの女子スポーツの現在地を映し出す題材となっています。
ワールドカップ出場権がかかったタイとの準決勝は、中国にとっても、アジア女子フットサルにとっても、一つの分岐点となりそうです。
Reference(s):
Hosts China beat Indonesia 6-0 to reach Women's Futsal Asian Cup semis
cgtn.com








