アジア重量挙げ選手権 男子102キロ級でLiu Huanhuaが2冠
この記事のポイント
- アジア重量挙げ選手権男子102キロ級で中国のLiu Huanhuaがクリーン&ジャークとトータルの2種目で金
- スナッチはTurkmenistanのHasanbayev Davranbekが制し、Liuは銀メダル
- 女子87キロ級ではTian Dongpingが3種目を制覇、Jiang Yujiaが3つの銀メダル
江山市でアジア重量挙げ選手権、中国勢が存在感
中国東部・浙江省江山市で行われたアジア重量挙げ選手権で、中国のLiu Huanhua(リウ・ファンファ)が男子102キロ級のクリーン&ジャークとトータルで金メダルを獲得しました。オリンピック王者として臨んだ大会で、改めて実力を示した形です。
男子102キロ級:スナッチは銀、ジャークとトータルで巻き返し
男子102キロ級では、まずスナッチで接戦が繰り広げられました。Liuは171キロを第1試技で成功させると、第2試技では180キロを挙げて流れをつかみます。
しかし、この階級のアジア記録保持者であるTurkmenistanのHasanbayev Davranbek(ハサンバエフ・ダヴランベク)が最後の試技で182キロに成功し、逆転でスナッチの金メダルを獲得。Liuは最終試技で183キロに挑みましたが、この重さを挙げることができず、スナッチは銀メダルに終わりました。
クリーン&ジャークではLiuが本領を発揮します。第1試技の220キロ、続く第2試技の230キロをいずれも成功させ、優位に立ちました。自身の持つ世界記録更新を狙い、第3試技では234キロに挑戦しましたが、これは失敗。それでも、230キロの成功によりクリーン&ジャークの金メダルを確保し、スナッチとの合計410キロでトータルも制しました。
「腰が体から離れそうだった」 自分に厳しい23歳の言葉
23歳のLiuは試合後、「日頃のトレーニングどおりにはうまくできましたが、自分にはもっと高い期待を持っています」と振り返りました。
さらに、「今日はベストの状態ではなく、気力で230キロを挙げたあと、最後の234キロには失敗しました。あの瞬間は、腰が体から離れてしまいそうに感じました」とも語り、世界記録更新に挑む重圧と、ぎりぎりの勝負だったことをにじませました。
結果として2つの金メダルを手にしながらも、内容に満足しきれないコメントは、トップアスリートが自らに課す基準の高さを物語っています。
女子87キロ級:Tian Dongpingが3種目制覇
女子87キロ級では、中国のTian Dongping(ティエン・ドンピン)とJiang Yujia(ジャン・ユージア)が金メダルを争いました。
スナッチではTianが118キロを挙げて金メダルを獲得し、Jiangは113キロで銀メダルとなりました。
クリーン&ジャークでは、Jiangが第1試技で140キロを成功させますが、その後は記録を伸ばせず、ジャークとトータルでいずれも銀メダルにとどまります。一方のTianは第1試技で141キロを挙げてジャークの金メダルを確保。第2試技で148キロに挑みましたが、これは失敗に終わりました。
それでも、スナッチとジャークの合計は259キロとなり、Tianはスナッチ、ジャーク、トータルの3種目すべてで金メダルを獲得。女子87キロ級の表彰台を完全制覇しました。
アジア重量挙げが映す国際競争の現在地
今回のアジア重量挙げ選手権は、中国勢の層の厚さを改めて示す大会となりました。一方で、男子102キロ級スナッチで金メダルを獲得したHasanbayev Davranbekの存在は、アジア全体の競争レベルが高まっていることも物語っています。
オリンピック金メダリストにとっても、地域選手権は単なる通過点ではなく、自身の状態を確認し、世界記録や次の大舞台を見据える重要なステップです。数字だけでなく、「どこまで自分を追い込めるか」というメンタル面も含めて、トップ選手たちの挑戦は続いていきます。
今回の結果は、アジアの重量挙げが依然として世界の中心的な存在であることを示すとともに、今後の国際大会でも激しいメダル争いが続くことを予感させます。
Reference(s):
Liu claims two men's 102kg golds at Asian Weightlifting Championships
cgtn.com








