中国ニュース:習近平主席、障害のある人々に夢の追求呼びかけ
習近平主席、障害のある人々に「夢の追求」を呼びかけ 中国ニュース
中国の習近平国家主席が、障害のある人々に対し、ロールモデルから精神的な力を得て困難を乗り越え、自らの夢を追い続けるよう呼びかけました。中国ニュースとしては、障害者支援と社会保障のあり方を考えるうえで重要な動きです。
第35回「全国助残日」に合わせた表彰の場で指示
習近平主席(中国共産党総書記、中央軍事委員会主席を兼務)は、障害のある人々のロールモデルと、その支援に貢献した人々をたたえる表彰大会に向けて指示を出しました。この集まりは、今年5月18日に迎えた第35回「全国助残日」に合わせて行われたものです。
習主席はこの中で、障害のある人々がロールモデルから精神的な力を引き出し、困難や挑戦を乗り越えながら夢を追い求めることの重要性を強調しました。
「中国の現代化を進める重要な力」であり「より支援が必要な存在」
習近平主席は、障害のある人々について、中国の現代化を推し進めるうえでの重要な力であると同時に、より多くの支援と配慮を必要とする特別で弱い立場にある集団だと位置づけました。
つまり、社会の発展をともにつくる主体でありながら、制度やサービスの面で重点的な支援を必要とする存在として、二つの側面からとらえていると言えます。この視点は、障害者政策を「保護」だけでなく「参加」と「貢献」の観点から考える流れとも重なります。
社会保障とケア・サービス体制の強化を指示
習主席は、障害のある人々に関する社会保障制度とケア・サービス体制を一層整備し、その権利と利益の平等な保障を図るよう求めました。ここには、福祉の底上げとともに権利保障の視点を強める狙いがにじみます。
また、各級の党委員会と政府が障害者関連の仕事を優先課題の一つとして位置づけ、障害のある人々に対する公共サービスの質を継続的に高めていく必要性を強調しました。
具体的には、次のような方向性が示されています。
- 社会保障の網をよりきめ細かくし、生活や就労を支える仕組みを充実させること
- 介護や福祉サービスを含むケア体制を整え、地域で必要な支援を受けられるようにすること
- 公共サービス全般の質を高め、障害の有無にかかわらず利用しやすい環境を整えること
障害者ロールモデル200人と支援者らを表彰
今回の表彰では、障害のある人々の中から選ばれたロールモデル200人に加え、障害者支援で顕著な成果を上げた優秀な団体200組織、そして障害者サービスに対して特に優れた貢献をした個人60人が表彰されました。
李強首相も表彰対象者の代表と面会し、記念撮影に臨みました。トップ指導部が直接交流することで、障害者支援への社会的関心と評価を高める狙いも読み取れます。
障害のある人々へのメッセージと今後の方向性
習近平主席は、障害のある人々に対し、ロールモデルから学び、挑戦を恐れずに夢を追い、その力を強い国家づくりと民族の復興に生かしてほしいと呼びかけました。
同時に、障害者連合会など障害者支援に携わる組織や職員に対しても、サービス能力とサービスの質をさらに高めるよう求めています。制度と現場の両面を通じて、障害のある人々の生活と権利を支える体制づくりを進めようとする姿勢がうかがえます。
国際ニュースとして見える問い 日本への示唆
障害のある人々の社会参加と権利保障をどう進めるかは、多くの国や地域に共通する課題です。今回の中国ニュースは、障害者を「支えられる存在」としてだけでなく、「社会の発展をともにつくる力」としてどう位置づけるかという問いを投げかけています。
日本でも、バリアフリー環境の整備や雇用、教育、地域での暮らし方など、障害のある人々をめぐる議論が続いています。他国の取り組みやメッセージを知ることは、自分たちの社会のあり方を考え直すきっかけにもなります。
国際ニュースを通じて、障害のある人々が安心して暮らし、能力を発揮できる社会をどう実現するか。今回の動きは、その議論を深める材料の一つと言えそうです。
Reference(s):
President Xi calls on persons with disabilities to pursue dreams
cgtn.com








