2025アジア重量挙げ選手権 中国が金31個で圧勝 女子+87kgでリー・ヤン3冠
中国東部・浙江省衢州で開かれていた2025年アジア重量挙げ選手権が木曜日に閉幕しました。開催国の中国は金31個、銀15個、銅11個の合計57個のメダルを獲得し、アジア重量挙げ界での圧倒的な存在感を示しました。本記事では、この国際ニュースを日本語ニュースとして分かりやすく整理し、注目階級の戦いを振り返ります。
大会概要:中国が地元・衢州でメダルラッシュ
2025年アジア重量挙げ選手権の舞台となったのは、中国東部の浙江省衢州です。地元開催となった今大会で、中国代表は序盤から各階級で優勝を重ね、最終的に金31・銀15・銅11という圧巻の数字を積み上げました。メダル獲得数・金メダル数ともに他の国と大きく差をつけた形です。
重量挙げは、バーベルを一気に頭上まで引き上げる「スナッチ」と、肩の位置まで持ち上げてから頭上へ押し上げる「クリーン&ジャーク」の2種目で構成され、各種目とその合計(トータル)でそれぞれメダルが授与されます。中国勢はこの3つのタイトルを同時に制する「金メダルの完全制覇」を複数階級で達成しました。
女子+87kg:リー・ヤンがパリ銀メダリストを抑えて3冠
大会最終日、女子+87kg級では世界チャンピオンのリー・ヤン選手が地元ファンの期待に応え、「金メダル3冠」を達成しました。対戦相手には、パリ五輪銀メダリストのパク・ヘジョン選手(韓国)やソン・ヨンヒ選手(韓国)など、実績十分の選手が顔をそろえました。
リー選手は試合後、「結果だけ見ると接戦に見えるかもしれませんが、自分に優位性があることは分かっていました」と語り、自信に裏打ちされた戦いだったことを強調しました。
スナッチ:最初の試技で勝負あり
スナッチでは、リー選手は最後に登場し、1回目の試技で135kgを成功させた時点で金メダルを確定させました。その後、2回目で140kgも成功させ、最終的にパク選手(125kg)に15kg、ソン選手(121kg)に19kgの差をつける圧倒的な内容となりました。
クリーン&ジャークとトータルも独走
クリーン&ジャークでは、リー選手は162kg、170kgと2本を連続で成功させたところで、3本目の試技をパスする余裕を見せました。スナッチと合わせたトータルは310kgに達し、クリーン&ジャーク、トータルともに金メダルを獲得しています。
パク選手はクリーン&ジャークで160kgを挙げて同種目の銅、トータル285kgで銀メダルを獲得しました。ソン選手はクリーン&ジャーク161kgで銀、トータル282kgで銅と、韓国勢が表彰台を守り、中国と韓国が女子最重量級でしのぎを削る構図となりました。
男子+109kg:スナッチは韓国、トータルはイランが制す
男子の最重量級である+109kg級では、優勝が複数の国に分かれました。スナッチでは、韓国のファン・ウマン選手が196kgを成功させて金メダルを獲得しました。
一方、クリーン&ジャークではイランのシャリフィケラリジャニ・アヤト選手が227kgを挙げて金メダルを手にし、その結果、トータル422kgで総合優勝の座もつかみました。男子超重量級では、中国以外の国の選手が頂点に立ったことで、アジア全体の競争力の高さも浮き彫りになりました。
アジア重量挙げの現在地:3つのポイント
今回の2025年アジア重量挙げ選手権の結果から、アジアの重量挙げがどのような段階にあるのか、いくつかの特徴が見えてきます。
- 中国の層の厚さ:複数階級でスナッチ・クリーン&ジャーク・トータルを独占し、金メダル31個という数字に結びつきました。地元・衢州での開催を生かして、代表選手たちが実力を出し切った形です。
- 女子最重量級のレベルの高さ:リー・ヤン選手のトータル310kgという数字は、パリ五輪銀メダリストを相手にしてもなお余裕を感じさせるものでした。アジアの女子重量挙げ、とりわけ最重量級のレベルが世界トップクラスであることを示しています。
- 男子超重量級の拮抗:男子+109kgでは、スナッチの韓国、クリーン&ジャークとトータルのイランと、各種目の金メダルが分かれました。単一の国が独占しないことで、競技の緊張感と見応えが増しています。
アジアは、世界の重量挙げにおいて重要な役割を担う地域です。2025年の今大会でも、中国を中心としながら、韓国やイランなど各国の選手が存在感を示しました。今後の国際大会でも、アジア勢がどのような記録とドラマを生み出していくのか、引き続き注目していく価値がありそうです。
Reference(s):
China dominate 2025 Asian Weightlifting Championships with 31 golds
cgtn.com








