中国スーパーリーグ:上海申花が大連に3発快勝、首位キープ
中国スーパーリーグの最新節で、上海申花が敵地で大連盈栢を3対0で下し、13試合を終えて勝ち点32とし単独首位を守りました。上位陣がいずれも引き分けに終わる中、この勝利は優勝争いに大きな意味を持ちます。
敵地大連で3ゴール、内容でも圧倒
試合は中国東北部、遼寧省大連で行われました。上海申花は立ち上がりからボールを支配し、34分に先制点を奪います。左サイドからチェン・ジンイ(Chen Jinyi)が低いクロスをゴール前に送ると、一度リャオ・ジンタオ(Liao Jintao)に当たったボールがジョアン・テイシェイラ(Joao Teixeira)の前にこぼれ、テイシェイラが落ち着いてゴール左隅に流し込みました。
わずか4分後の38分には追加点が生まれます。大連のGKスイ・ウェイジェ(Sui Weijie)がゴールエリアを飛び出し、ウー・シー(Wu Xi)のロングボールをクリアしようとしましたが、その前にサウロ・ミネイロ(Saulo Mineiro)が頭でボールに触れます。無人のゴールへ向かったボールをリウ・チェンユー(Liu Chengyu)が押し込み、リードを2点に広げました。
後半開始から7分、再びウー・シーのパスから決定機が生まれます。裏へ抜け出したミネイロがGKスイとの1対1を制し、冷静にシュートを流し込んで3点目。上海申花はその後も危なげない試合運びで、敵地での完封勝利を収めました。
10勝2分1敗で勝ち点32、成都蓉城に2ポイント差
上海申花はこれで今季リーグ戦10勝2分1敗、勝ち点32としました。試合後に行われた他会場の結果で、上位争いをしているクラブはいずれも勝ち切れず、上海のクラブは2位の成都蓉城(Chengdu Rongcheng)に勝ち点2差をつけて単独首位に立っています。
攻撃陣ではテイシェイラやミネイロが決定力を示し、中盤のウー・シーも2得点に絡む働きを見せました。堅実な守備と効率的なカウンターを両立させる現在の上海申花は、中国スーパーリーグの中でも完成度の高いチームの一つと言えそうです。
他会場の結果:天津が上位進出、長春は最下位脱出ならず
同じ日に行われた他の試合でも、順位争いに影響する結果が相次ぎました。
- 長春亜泰 1対2 天津津門虎
天津は開始8分にブルーノ・シャダス(Bruno Xadas)が先制点を挙げ、67分にはシャダスのパスからアルベルト・キレス(Alberto Quiles)が追加点。長春はタン・ロン(Tan Long)が89分に1点を返しましたが、終盤のチャンスを生かせず逆転に届きませんでした。この勝利で天津は雲南玉昆(Yunnan Yukun)をかわして6位に浮上し、長春は13試合でわずか1勝のまま最下位にとどまっています。 - 青島海牛 1対1 北京国安
青島海牛(Qingdao Hainiu)と北京国安(Beijing Guoan)の一戦は、互いに決め手を欠き1対1の引き分けに終わりました。 - 成都蓉城 1対1 青島西海岸
上位につける成都蓉城は青島西海岸(Qingdao West Coast)と対戦しましたが、こちらも1対1で勝ち点1を分け合う結果となりました。 - 上海海港 1対1 山東泰山
上海のもう一つのクラブである上海海港(Shanghai Port)と山東泰山(Shandong Taishan)の一戦も1対1のドロー。ともに勝ち点3を取り切れず、首位を追う立場としては痛い引き分けとなりました。
アジアのサッカーを見る視点として
中国スーパーリーグは、アジアのプロサッカーの中でも存在感を高めているリーグの一つです。今回のように上位陣同士のつばぜり合いが続くと、シーズン終盤まで緊張感のある優勝争いが続きそうです。
日本から国際ニュースとして中国サッカーを見るときは、個々の試合結果だけでなく、クラブの戦い方やリーグ全体の競争環境にも目を向けることで、アジア全体のフットボールのダイナミズムがより立体的に見えてきます。
上海申花がこのまま首位を守り抜くのか、それとも成都蓉城や上海海港、山東泰山などが巻き返すのか。今後の中国スーパーリーグの動きは、アジアサッカーを追いかけるうえで注目しておきたいポイントになりそうです。
Reference(s):
Shanghai Shenhua cruise past Dalian Yingbo 3-0 to continue to lead CSL
cgtn.com







