CBAファイナル第5戦 北京ダックスが広厦に94-92勝利、優勝争い続く
中国男子バスケットボールリーグ「CBA」のファイナル第5戦が中国東部・浙江省杭州市で行われ、北京ダックスが広厦ライオンズを94-92で下し、シリーズ成績を2勝3敗としました。崖っぷちでつかんだこの1勝で、北京は火曜日にホームで迎える第6戦に望みをつなぎます。
試合のハイライト:最後まで勝敗が揺れた第5戦
この試合で北京は立ち上がりから激しい守備を仕掛け、序盤に10-0のラン(連続得点)を決めて主導権を握りました。第1クォーターを27-22とリードして終えると、その後は一進一退の攻防に。最終的には、残り10.2秒でキャプテンのZhai Xiaochuanがフリースローを2本とも沈め、北京が2点差で逃げ切りました。
北京ダックス:GermanとZhou Qiを軸に総力戦
北京はEugene Germanがチーム最多の21得点に9アシストを記録し、攻撃の起点として躍動しました。センターのZhou Qiも11得点13リバウンドに4ブロックと、インサイドで存在感を示しました。
ベンチ陣の活躍も光りました。途中出場のChen Ying-Chunが14得点を挙げるなど、控え選手の合計得点は41-19と広厦のベンチを大きく上回りました。この総力戦が、崖っぷちでの白星につながった形です。
広厦ライオンズ:BrownとHuがけん引
一方の広厦ライオンズは、Barry BrownとHu Jinqiuがともに27得点を挙げ、チームをけん引しました。Brownは9アシスト、Huは14リバウンドと、スタッツ面では堂々たる内容でした。
ガードのSun Minghuiは13得点を記録しましたが、フィールドゴールは15本中3本の成功にとどまり、ターンオーバーも3つ。第4クォーター終盤に得たフリースローを2本とも外すなど、勝敗を分ける場面で苦しみました。ベンチから出場したJosh Carltonは11得点10リバウンドのダブルダブルと、与えられた時間の中で役割を果たしました。
クォーターごとの流れ:リードが何度も入れ替わる展開
- 第1Q:北京が激しい守備から速攻につなげ、Germanのスティールからのレイアップをきっかけに10-0のラン。14-7とリードを広げ、そのまま27-22で最初の10分を終えます。
- 第2Q:Huがインサイド攻撃を強め、広厦がじわじわと追い上げます。44-44の同点から北京がターンオーバーを連発し、広厦が52-47と逆転して前半を折り返しました。
- 第3Q:北京は再び守備からリズムを取り戻し、59-59の同点まで巻き返します。その後、ChenとLei Mengが3ポイントを決め、78-74と再び北京がリードして最終クォーターへ。
- 第4Q:広厦はHuが攻撃の中心となり、チームの最後の10得点のうち6点を稼ぐ活躍。残り2分を切ってから同点の3ポイントを沈めます。終盤、Sunがファウルを受けてフリースローを得ますが2本とも失敗。オフェンスリバウンドを拾った広厦はBrownのジャンパーを狙うものの、Germanのブロックに遭います。
- ラストポゼッション:こぼれ球を拾った北京のZhai XiaochuanがWu Xiaoのファウルを誘い、フリースローを2本とも成功させて94-92。最後の攻撃でBrownはHuへのインサイドパスを狙いますが、Chenがこれをはたき落とし、北京が土壇場で勝利をつかみました。
シリーズの行方と第6戦の注目点
これでCBAファイナルは広厦の3勝2敗となり、依然として広厦がリードしていますが、勢いの面では北京が巻き返しつつあります。この記事の執筆時点(2025年12月8日)で、次戦となる第6戦は火曜日に北京で行われる予定です。
北京にとって鍵となるのは、GermanとZhou Qiを中心にした守備からの速攻と、ベンチ陣のエネルギーです。第5戦で見せたような41-19というベンチ得点差を再現できれば、シリーズをタイに戻す可能性があります。
一方の広厦は、HuとBrownの安定した得点に加え、Sunの立て直しが重要になります。第5戦で決めきれなかった場面をどう修正してくるのか、第6戦でのメンタル面の反発力にも注目が集まります。
第5戦は最後まで勝敗が読めない展開となりました。残りの試合でも、クラッチタイム(勝負どころ)のプレーがシリーズの明暗を分ける展開が続きそうです。CBAファイナルの行方から、しばらく目が離せません。
Reference(s):
Beijing Ducks edge Guangsha Lions 94-92 to stay in fight for CBA title
cgtn.com








