中国で大雨と山洪に警戒 江西や広東などに気象警報
中国で発表された大雨と山洪、地質災害への気象警報について、日本語で分かりやすく整理します。江西や広東、新疆など広い範囲が対象となり、短時間の激しい雨による被害への注意が呼びかけられました。
中国で何が起きたのか
中国の国家気象センター National Meteorological Center は5月18日、複数の気象警報を出し、大雨や山洪、地質災害への警戒を呼びかけました。
このうち、雨に関しては青色の大雨警報が発表され、5月18日から19日にかけて、江西省、浙江省、福建省、広西チワン族自治区、広東省、新疆ウイグル自治区の一部で激しい雨が見込まれるとされました。
同時に、山間部などでは山洪と呼ばれる急激な増水や、地滑りなどの地質災害が起きるおそれがあるとして、住民に注意が促されました。
どの地域が影響を受ける可能性があったか
今回の青色警報の対象は、中国南東部から南部沿岸の地域に加えて、内陸の新疆ウイグル自治区の一部にまで広がっていました。
- 江西省や浙江省、福建省: 内陸から沿岸にかけて川が多く、短時間の大雨で増水しやすい地域
- 広西チワン族自治区と広東省: 山地と都市部が混在し、山洪や都市型の浸水被害が懸念される地域
- 新疆ウイグル自治区の一部: 乾燥した地域でも、山間部で局地的な強い雨が降ると急激な増水につながる可能性がある地域
このように、地形や都市化の進み方が異なる複数の地域が同時に警戒の対象となったことで、当局は広範囲での注意喚起を行う必要がありました。
山洪と地質災害とは何か
今回の中国の気象ニュースでは、山洪と地質災害という言葉があわせて使われました。いずれも大雨と関わりが深い現象です。
山洪とは、山間部や谷筋で短時間に水位が急激に上がる現象で、日本で言えば鉄砲水に近いイメージです。上流での集中豪雨がきっかけとなり、下流側では雨がそれほど降っていなくても突然水が押し寄せることがあります。
地質災害は、地滑りや土石流、がけ崩れなど、地盤の緩みや崩壊によって起きる災害の総称です。長時間の大雨や、短時間に強い雨が降ることで地面が水を含み過ぎ、急に崩れやすくなります。
いずれも、水が引いてから被害の大きさが明らかになることが多く、事前の警報と避難行動が重要になります。
住民レベルでできる主な備え
今回の中国での青色警報は、早い段階での注意喚起という位置づけでしたが、こうした情報が出たときに、住民一人ひとりができる備えには共通点があります。日本に住む私たちにとっても参考になるポイントです。
- 自分の住む地域のハザードマップで、土砂災害や浸水が想定される場所を確認する
- 川のそばや急な斜面、山あいの谷筋など、危険な場所には大雨の際に近づかない
- スマートフォンやテレビ、ラジオなどで、気象警報や避難情報が更新されていないかこまめにチェックする
- 万が一の避難に備えて、最低限の持ち出し品をひとまとめにしておく
- 家族や同僚、近所の人と、どのタイミングでどこへ避難するかを事前に話し合っておく
5月18日に中国で出された大雨や山洪への警報も、こうした行動につなげることで、被害を小さくするための重要なヒントになります。
国際ニュースとして見る極端気象と防災
近年、世界各地で大雨や洪水に関するニュースが相次いでいます。今回の中国での気象警報は、その一つの具体的な例といえます。
国や地域が違っても、大雨に伴う基本的なリスクは共通しています。河川の増水、都市部での冠水、山間部での山洪や地滑りなどです。だからこそ、他国で起きた出来事を、日本語の国際ニュースとして丁寧に読み解くことには意味があります。
2025年12月現在、アジア各地では引き続き大雨や台風など気象リスクへの備えが重要な課題となっています。中国で5月18日に出されたような早期の警戒情報を、自分が暮らす地域の防災を考えるきっかけとして受け止めることが、今後の被害軽減につながっていきます。
日々のニュースを通じて他国の事例を知り、自分ならどう行動するかをイメージしておくこと。それが、スマートフォンで国際ニュースを読む私たち一人ひとりにできる、防災への第一歩なのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








