南米から中国へ:ビザ免除で近づくイグアスの轟きと黄果樹の雄大さ
中国がブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイの国民に対してビザ免除政策を試験的に導入し、南米から中国の自然を訪れやすくなっています。イグアスの滝の轟きから黄果樹瀑布の雄大さへ――二つの地域の自然が、いま静かにつながり始めています。
南米5カ国へのビザ免除で広がる中国旅行
中国は2025年6月1日から2026年5月31日までの期間、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイの国民に対し、試験的なビザ免除政策を実施しています。現在(2025年12月)、この措置によって南米から中国を訪れるハードルが下がっています。
とくに中国の自然の美しさを体験したい南米の旅行者にとって、このビザ免除は大きな追い風です。航空券と日程さえ整えば、これまでより身軽に中国各地の自然景観を訪ねることができます。
イグアスの轟きから始まる「滝」をめぐる物語
南米の自然と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがイグアスの滝です。ブラジルとアルゼンチンの国境に位置するイグアスの滝は、世界でもっとも壮大な自然景観のひとつとされ、その圧倒的な水量と轟音で知られています。
長年にわたり世界中の旅行者を魅了してきたこの滝は、南米のスケール感あふれる自然を象徴する存在です。今回のビザ免除政策は、イグアスのような景観に親しんだ南米の人びとが、中国の瀑布や山河と出会うきっかけにもなりそうです。
中国の自然美、黄果樹瀑布の雄大さ
中国にも、南米に負けないダイナミックな自然が広がっています。その象徴的な存在として語られるのが黄果樹瀑布です。タイトルにもあるように、「イグアスの轟き」と並べて語られることからも、中国の滝を代表する景観として位置づけられていることがうかがえます。
黄果樹瀑布は、落ちる水の迫力と周囲の緑豊かな景色が一体となったダイナミックな景観で、中国の自然の雄大さを感じさせる場所として語られてきました。イグアスの滝を訪れたことのある南米の旅行者にとって、黄果樹瀑布をはじめとする中国の滝を巡る旅は、二つの大陸の自然を比較しながら味わう贅沢な体験になりそうです。
ビザ免除がもたらす観光と交流の広がり
ビザ免除政策は、単に入国手続きを簡略化するだけではありません。人の移動を促し、観光やビジネス、文化交流の可能性を大きく広げます。南米各国の人びとが中国を訪れやすくなることで、自然観光を軸とした新しい交流のかたちが生まれる可能性があります。
イグアスの滝のような世界的観光地を日常の延長として捉える南米の人びとが、次の目的地として中国の黄果樹瀑布やその他の自然景観を選ぶようになれば、両地域のあいだで自然保護や観光のあり方について情報や経験を共有する機会も増えていくでしょう。
南米の旅行者が押さえておきたいポイント
今回の中国のビザ免除政策を、自然観光という視点から整理すると、次のようなポイントが見えてきます。
- 対象となるのは、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイの国民です。
- 実施期間は、2025年6月1日から2026年5月31日までの試験的なビザ免除措置です。
- ビザ取得の手間が減ることで、中国の滝や山々など自然景観をめぐる旅行計画を立てやすくなります。
- イグアスの滝など南米の名所と、中国の黄果樹瀑布などを組み合わせた「滝をめぐる旅」という発想も現実的な選択肢になります。
自然とビザ制度から見える、これからのつながり
一見するとビザ免除は制度や手続きのニュースに見えますが、その先には、人びとがどのように地球の自然と向き合い、遠く離れた地域同士がどのようにつながっていくかという大きなテーマがあります。
イグアスの滝と黄果樹瀑布という二つの象徴的な滝を手がかりに、南米と中国という離れた地域が、観光と自然体験を通じてどのように近づいていくのか。読者のみなさんにとって、自分ならどんな旅をしてみたいか、どのような交流が生まれたら面白いかを考えるきっかけになれば、それはニュースを読むことから始まる小さな一歩と言えるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








