中国女子体操Zhang Qingying、18歳目前で初の個人総合V
中国南部・広西チワン族自治区の南寧で開かれている全国体操選手権で、中国女子体操の新星Zhang Qingying(ジャン・チンイン)が初の個人総合タイトルを獲得しました。18歳の誕生日を翌日に控えた「誕生日イブ」の優勝は、自身にとって最高のプレゼントになったといいます。
誕生日イブに初の個人総合タイトル
大会2日目の火曜日、Zhangはゆか、平均台、段違い平行棒、跳馬の4種目で安定した演技を見せ、合計54.333点で女子個人総合を制しました。すでにその2日前には、所属する浙江チームを女子団体優勝に導いており、今大会で存在感を一段と高めています。
女子個人総合の結果は次の通りです。
- 金メダル:Zhang Qingying 54.333点
- 銀メダル:Qin Xinyi(チン・シンイー) 54.099点
- 銅メダル:Zhang Yihan(ジャン・イーハン) 53.232点
メダルを獲得した3人はいずれも10代で、しかも自己ベストを更新しました。中国女子体操の世代交代が着実に進んでいることを示す結果と言えます。
「不安定だった自分」からの成長
Zhangは数年前まで、自分を「それほど安定感も自信もない選手」だと感じていたと話します。しかし「毎日の厳しいトレーニングを通じて成長し、勇気を得ることができた」と振り返り、金メダルとともに授与された白い伝統的なシルクの飾り球を誇らしげに掲げました。
「18歳の誕生日に、これ以上のプレゼントは想像できません」と語る姿は、エリート選手でありながらも10代らしい素直さがにじみ出ています。
銀のQin Xinyi、冷静さで自己ベスト
「落ち着いた気持ちで臨めた」
17歳のQin Xinyiも、54.099点と自己最高のスコアで銀メダルを獲得しました。「最近のトレーニングを通じて、自分は大きく成熟したと感じています。試合中もそれほど緊張せず、落ち着いた気持ちを保つことができました」と話し、メンタル面の成長を強調しました。
大舞台で実力を発揮するためには、技の難度だけでなく、緊張をコントロールする力が欠かせません。10代の段階でその感覚をつかみつつあることは、今後のキャリアにとって大きな財産になりそうです。
「ミニ・ジャン」の新しい挑戦
新フロア演技に手応え
銅メダルのZhang Yihanは、ニックネームが「ミニ・ジャン」。同じ姓を持つ先輩Zhang Qingyingが「ビッグ・ジャン」と呼ばれていることから付いた愛称です。Zhang Yihanはこの決勝で、新しいゆかの演技構成に挑戦しました。
「演技の内容はまだオリンピックの水準ではありませんが、新しいルーティンそのものと、この会場の雰囲気をとても楽しめました」と語り、結果だけでなくチャレンジすること自体を楽しんでいる様子が印象的でした。
得点は53.232点と自己ベストを更新。新しい構成でいきなり結果を出したことで、自信を深めた形です。
若い世代が映す、中国女子体操の現在地
今回の中国全国体操選手権女子個人総合では、18歳前後の3選手が表彰台を独占し、しかも全員が自己ベストを記録しました。10代の選手たちが、技術だけでなくメンタル面の成長を口にするコメントは、中国女子体操の層の厚さと、育成の方向性を映し出しているように見えます。
国際大会のシーズンを見据えると、この世代の選手たちがどのような演技で世界に挑んでいくのかは、体操ファンにとって大きな関心事です。Zhang Qingyingが語った「勇気」、Qin Xinyiが強調した「落ち着き」、そしてZhang Yihanの「楽しむ姿勢」。それぞれのキーワードが、これからのキャリアの支えとなっていくのかもしれません。
日々の練習で自分を更新し続ける10代アスリートたちの姿は、日本の読者にとっても、勉強や仕事に向き合ううえでヒントを与えてくれます。勝敗だけではなく、そのプロセスに目を向けていくことが、スポーツを見る楽しさを広げてくれそうです。
Reference(s):
Zhang celebrates birthday with first individual all-around title
cgtn.com








