中国北部で地表温度70度超 5月の熱波で観測
中国北部の一部地域で今年(2025年)5月20日、地表温度が70度を超える記録的な猛暑が観測されました。山西省や寧夏回族自治区などで相次いで高温となり、この時期としては異例の熱波として注目されています。
中国北部で観測された記録的な高温
今回報告されたのは、中国北部の山西省と寧夏回族自治区での地表温度の急上昇です。地表温度とは、地面や路面などの表面がどれだけ熱せられているかを示す数値で、日陰で測る一般的な「気温」よりも高くなるのが通常です。
山西省・永済市で71.5度を観測
山西省の永済市では、5月20日に地表温度71.1度が観測されました。その後、午後には71.5度まで上昇し、5月としては現地で過去最高の値となりました。
この71.5度という数値は、永済市でこれまで観測された地表温度の中でも2番目の高さです。最も高かったのは2024年6月13日に記録された71.9度で、今回の熱波はそれに迫る水準となりました。
平遥市や寧夏回族自治区でも70度前後に
同じく山西省の平遥市でも、地表温度が70.3度に達しました。また、寧夏回族自治区の同心駅(同心鉄道駅)では、地表温度が70.1度を記録しました。
主な観測値を整理
- 山西省・永済市:71.1度、午後には71.5度(5月としての新記録、観測史上2番目)
- 山西省・平遥市:70.3度
- 寧夏回族自治区・同心駅:70.1度
地表温度70度超が意味するもの
今回示された数値はいずれも「地表温度」であり、私たちが天気予報で見る「最高気温」とは異なります。直射日光を受けるアスファルトや土の表面は、空気よりも早く、そして大きく熱せられます。その結果、気温がそこまで高くなくても、地表温度が70度前後に達することがあります。
とはいえ、70度を超える地表温度は、人の皮膚や動物の足への負担、道路や鉄道設備などインフラへの影響を考えると、極めて厳しい環境です。屋外での活動時間が長い人や、高温に弱い高齢者、子どもにとっては、熱中症リスクの高まりにもつながり得ます。
5月として異例の高さ これからを考える材料に
永済市で観測された71.5度は、真夏前の5月としては過去にない高い地表温度でした。これまでの最高記録である2024年6月13日の71.9度に迫る水準が、すでに初夏の段階で観測されたことになります。
こうした早い時期の厳しい暑さは、地域の人々の生活や農作業の計画、鉄道や道路などのインフラ管理にとって、無視できないサインとなります。長い夏を前に、どのように暑さに備えるかが、これまで以上に重要になってきそうです。
世界各地で高温や熱波が話題になる中、中国北部での今回の観測値も、気象の変化や都市の暑さ対策を考えるうえで注目すべき出来事と言えます。日本に暮らす私たちにとっても、身近な熱中症対策だけでなく、街づくりやインフラのあり方を考えるきっかけになるニュースではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








