スロバキア国会議長が寧波の中国・中東欧博覧会に出席 戦略的パートナーへ video poster
第4回中国・中東欧諸国博覧会(China-CEEC Expo)が、2025年に中国の港湾都市・寧波で開かれました。スロバキアは今年の「ゲスト国(名誉国)」として参加し、国民議会(スロバキア国会)のリチャード・ラシ議長が会場を訪れています。
寧波で開かれる第4回「中国・中東欧博覧会」
China-CEEC Expoは、中国と中東欧諸国(Central and Eastern European Countries)が一堂に会し、経済やビジネスの協力を深めることを目的とした博覧会です。貿易や投資、観光など、さまざまな分野の交流を後押しする場として位置づけられています。
ラシ議長がこの博覧会を訪れるのは、2019年に開かれた第1回の博覧会で代表団を率いて参加して以来、6年ぶりです。今回の第4回開催で、スロバキアはゲスト国として招かれ、自国企業や特産品を重点的に紹介する機会を得ました。
スロバキア国民議会・ラシ議長が再び寧波へ
スロバキア国民議会(National Council)のトップであるリチャード・ラシ議長は、今回の博覧会に合わせて、CGTNのシュ・ジンフイ(Xu Jinhui)氏のインタビューに応じました。ラシ議長にとっては、2019年に続く「二度目の寧波」であり、6年越しに再び中国との協力の現場に立ち会った形です。
昨年11月には、中国とスロバキアの二国間関係が戦略的パートナーシップに格上げされました。ラシ議長の今回の訪中は、この新しい枠組みを具体的な協力につなげていくうえで重要な一歩といえます。
インタビューで語られた三つのテーマ
インタビューの中でラシ議長は、今年の中国・中東欧博覧会で注目される「重点分野」や、スロバキアならではの特産品、そして戦略的パートナーとなったあとの中国・スロバキア関係の将来像について語りました。
今回紹介された内容は詳細までは明らかになっていませんが、会話の柱となったのは次のようなポイントです。
- 今年の博覧会でどのような分野が特に重視されているのか
- スロバキアが紹介する「特別な製品」や自国の強み
- 戦略的パートナーシップを踏まえた今後の二国間関係のビジョン
ラシ議長がこうしたテーマを語ったことは、スロバキアが短期的なビジネスだけでなく、長期的な視点で中国との関係を築こうとしている姿勢を示唆しています。博覧会という実務的な場と、戦略的パートナーシップという中長期の枠組みが、同じ文脈の中で語られている点が印象的です。
なぜ中国・中東欧博覧会が重要なのか
中国・中東欧諸国博覧会は、中国と中東欧地域の国々が顔を合わせ、官民を交えた対話を行う「ハブ」の役割を担っています。寧波で第4回まで継続して開催されていること自体、この枠組みが一過性ではなく、定期的な協力プラットフォームとして定着しつつあることを物語ります。
そのなかで、スロバキアがゲスト国として選ばれたことは、中東欧の中でも同国が中国との関係を積極的に位置づけようとしているシグナルと受け止めることができます。ラシ議長による今回の発信は、スロバキアがどのような強みや特産品を軸に、中国との連携を深めようとしているのかを示す場にもなっています。
日本の読者にとっての意味
日本から見ると、中東欧の一国であるスロバキアが、中国との関係を戦略的パートナーシップとして再定義しようとしている点は、国際ニュースとして見逃せない動きです。どの地域が、どのような形で中国との関係を深めているのかは、グローバルな経済や外交のバランスを理解する手がかりになります。
特に、博覧会という「現場」での交流と、戦略的パートナーシップという「枠組み」とが重なり合うことで、二国間関係は単発のプロジェクトから、継続的な対話と協力へと広がっていきます。今回のラシ議長の発言や動きは、欧州の一角から見た中国との付き合い方を知る上での小さくないヒントといえるでしょう。
これからの中国・スロバキア関係
2019年の第1回博覧会から6年を経て、再び寧波を訪れたラシ議長。第4回中国・中東欧博覧会の場は、中国とスロバキアの関係が新たな段階に入っていることを象徴する出来事となりました。
戦略的パートナーとしての協力が、今後どのようなプロジェクトや人的交流として結実していくのか。今回のインタビューは、その方向性を読み解くための一つの手がかりです。中国と中東欧の協力がどのように進化していくのか、そしてその中でスロバキアがどのような役割を果たすのか、今後の展開を見守る必要があります。
Reference(s):
Slovak National Council chairman on 4th China-CEEC Expo in Ningbo
cgtn.com







