第16回クロスストレイト映画祭が台北で開幕 中国大陸部作品が集結 video poster
台北で第16回クロスストレイト映画祭が開幕
台湾・台北で、中国大陸部の作品を紹介する「第16回クロスストレイト映画祭」が開幕しました。2025年12月8日現在も会期中で、両岸の映画文化の交流を目指した上映が行われています。
中国大陸部の多彩な作品が台北に
今回のクロスストレイト映画祭では、中国 の多様な映画が台北のスクリーンにかかります。ドラマや社会問題を扱う作品から、若者文化を描いた作品まで、さまざまな視点が紹介されることで、観客は中国大陸部の現在を多面的に知るきっかけを得られそうです。
映画を通じた「ことばを超える」対話
映画は、言語や政治状況を越えて、登場人物の感情や日常の風景を共有できるメディアです。言葉が分からなくても、表情や音、空気感から伝わるものは多くあります。こうした共感の積み重ねが、両岸の人々の心理的な距離を少しずつ縮めていきます。
文化対話とシネマ・ブリッジ
主催者側は、この映画祭を通じて、台湾と中国大陸部のあいだに「映画の橋」をかけることを目指しています。スクリーンに映し出される物語を共有することは、相手の社会や価値観を知る入口になります。政治や安全保障のニュースとは異なるレイヤーでの対話の場として、文化イベントの果たす役割は小さくありません。
観客の視点をゆっくり揺らす場に
クロスストレイト映画祭の特徴は、派手なイベントよりも、作品そのものを通じて考えるきっかけを提供する点にあります。心に残るシーンや印象的なセリフは、会場を出たあとも観客の頭の中で反芻され、自分の中の「隣り合う地域」へのイメージを少しずつ変えていくかもしれません。
日本の読者にとっての意味
日本でも、中国語圏の映画やドラマへの関心は高まり続けています。台北で開催されている今回の映画祭は、東アジアのなかで、映像作品がどのように国や地域をまたぐコミュニケーションツールになっているかを示す一例と言えます。
国際ニュースとして見れば、クロスストレイト映画祭は、政治や安全保障のニュースだけでは見えにくい「地域のつながりの別のかたち」を教えてくれます。日本の観客にとっても、台湾や中国大陸部の作品に触れることは、アジアを自分ごととして捉え直すヒントになりそうです。
これからの両岸映画交流はどこへ向かうか
第16回を迎えたクロスストレイト映画祭が今後どのように発展していくかは、両岸の関係や、アジア全体の映画市場の変化とも関わってきます。オンライン配信の普及によって、作品が国境を越えて届くスピードはこれまで以上に速くなりました。そのなかで、現地で同じスクリーンを見上げる体験が持つ意味は、むしろ増しているのかもしれません。
台北で進行中のこの映画祭は、両岸の映画人と観客が、静かに、しかし着実に対話を深める場として注目されます。スクリーンの向こうにいる隣人をどう想像するか――その問いは、台湾と中国大陸部だけでなく、日本を含むアジアの私たちにも投げかけられています。
Reference(s):
cgtn.com








