中国南部・広西の山村で鉄砲水 死者6人、不明2人 救助続く
中国南部の広西チワン族自治区で発生した山間部の鉄砲水で、死者が6人に増え、いまも2人の行方が分かっていません。中国の自然災害や防災に関心のある読者にとって、現地の状況とリスクを知ることは、自分の暮らしを考えるヒントにもなります。
広西チワン族自治区の山村を襲った鉄砲水
この災害は、中国南部・広西チワン族自治区桂林市の龍勝県にある三舎村(Sanshe Village)を、金曜日未明に襲いました。山あいの地域を短時間で大量の水が流れ下る「山間部の鉄砲水」により、村の一部が被害を受けたとみられます。
地元当局によると、これまでに6人の遺体が見つかり、死亡が確認されました。日曜日の午後6時時点で、なお2人が行方不明となっており、捜索が続いています。
9つの捜索救助チームが高強度の捜索を継続
三舎村の現場には、9つの捜索・救助チームが投入され、捜索活動が続いています。地元当局は、救助活動は「集中的かつ秩序立って」進められていると説明しており、関係機関が協力して周辺一帯の高密度な捜索を行っています。
こうした山間部の災害では、地形が複雑で足場も悪いため、捜索は通常の都市部の救助よりも時間と労力がかかります。二次災害のリスクを見極めながら、行方不明者の発見を急ぐ状況が続いているとみられます。
山あいで鉄砲水が起きる背景
中国南部を含むアジアの多くの地域では、急峻な地形と集中的な降雨が重なることで、短時間に水位が急上昇する鉄砲水が起きやすくなります。狭い谷や沢に水が集中し、一気に下流へ流れ出すと、住宅や道路、農地が被害を受けるおそれがあります。
特に、川沿いの低い場所や、山の斜面の下部に位置する集落は、鉄砲水の影響を受けやすいとされています。夜間や早朝に発生した場合、住民が避難する時間的余裕が少なくなり、被害が大きくなる傾向があります。
私たちが学べる「鉄砲水から身を守る」視点
今回の中国南部の災害は、日本を含む山間部の地域にも共通する課題を映し出しています。海外のニュースとして終わらせず、自分の生活圏に置き換えて考えることも大切です。
鉄砲水のリスクに気づくためのポイント
- 川や沢のすぐそば、谷の出口付近の住宅や道路は、短時間で水かさが増すおそれがある場所として意識する
- 大雨や集中豪雨の予報が出た際には、早めに高い場所や安全な建物への移動を検討する
- 夜間に雨音が急に激しくなったり、川の音がこれまでにないほど大きくなったりした場合は、危険のサインとして注意を高める
国や地域が違っても、自然災害の基本的なメカニズムやリスクは共通する部分が多くあります。中国南部・広西チワン族自治区の三舎村で続く捜索活動の行方を見守りつつ、私たち自身の防災意識を見直すきっかけにしたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








