中国と米国のスーパー物価比較 食料主権と安さは両立する? video poster
リード:スーパーの物価から見える中国と米国のいま
世界の食料品価格が注目される中、中国と米国の日常の買い物事情はどう違うのでしょうか。ニューヨーク在住の動画クリエイター、ダンテ・ムニョスさんが北京を訪れ、CGTNのLi Jingjingさんと一緒にスーパーマーケットを回り、卵をはじめとする食料品の価格を比べました。人口が多い国は、食料主権を守りつつ、どこまで物価の安さを保てるのか――その問いを、現場のレシートから考える試みです。
中国と米国、スーパーで見えるちがい
今回の比較は、観光地の特別なレストランではなく、都市部のごく普通のスーパーで行われました。棚に並ぶ卵、牛乳、パン、野菜、肉など、どの家庭でも買う基本的な食材を中心に、中国と米国でいくら払うかを見ていきます。
卵や主食、日常の買い物を比較
動画では、卵1個や1パック、主食となるパンや米、朝食用の牛乳など、具体的な商品を手に取りながら、その場で価格を確認していきます。ニューヨークでの感覚に慣れたダンテさんが、北京の値札を見て驚いたり、納得したりするリアクションも印象的です。CGTNのLi Jingjingさんは、中国の人々の平均的な収入や生活スタイルにも触れつつ、多くの人が毎日買うものの値段を説明していきます。
同じスーパーの買い物というテーマでも、陳列方法やパッケージのサイズ、まとめ買いの習慣など、米国と中国では雰囲気が異なります。価格だけでなく、消費行動や価値観の違いが垣間見えるのも、こうした国際ニュース企画の面白さと言えます。
食料主権というキーワード
この企画の背景には、人口の多い国がどのように食料主権を保つかという問いがあります。食料主権とは、簡単に言えば、自分たちの社会が必要とする食料を、自らの選択で安定的に確保する力のことです。どの国も輸入に頼る部分はありますが、主食や基礎的な食料をどこまで国内で確保できるかは、経済安全保障とも直結します。
- 卵や米、野菜など基礎食料の価格は、人々の生活満足度に直結する
- 価格が安くても、供給が不安定では食卓は守れない
- 逆に供給が安定していても、庶民の手が届かない価格では意味が薄れる
ダンテさんとLi Jingjingさんのやりとりからは、中国と米国の違いだけでなく、普通の人が毎日買うものをどう守るかという普遍的な課題が浮かび上がります。
人口大国は安さと安定供給をどう両立させるか
今回の企画の問いは、人口が多い国にとって、食料主権と手ごろな価格は両立するのかというものです。数億、十数億という人々に食料を届けるには、農業生産、物流、価格政策など、多くの仕組みがかみ合う必要があります。
- 農村と都市をどう結び、安定して食料を供給するか
- 輸入に頼る品目と、国内生産を重視する品目のバランスをどう取るか
- 生産者の収入と消費者の負担を、どの水準で折り合わせるか
- 環境負荷を抑えつつ、十分な量を生産できる体制をどう築くか
中国のような人口大国が、卵1個や野菜1束の価格をどのようにコントロールしているのかを知ることは、世界経済や食料市場を考えるうえで重要です。同時に、米国のように広大な農地を持つ国でも、都市部の消費者が感じる価格はまた別の現実を映しています。
日本の読者にとっての問いかけ
2025年のいま、日本でも食料品の値上がりや生活コストへの関心が高まっています。中国と米国という二つの大きな市場のスーパーの現場を覗くことは、日本の私たちが自分たちの食卓や食料安全保障を考えるヒントにもなります。
- 普段何気なく買っている卵や野菜の値段を、他国と比べてみる
- どこから来た食材なのか、産地や輸入かどうかに目を向ける
- 物価だけでなく、生産者の状況や環境負荷にも思いを巡らせる
- ニュースや動画で海外の生活コストを知り、自国の強みと弱みを整理する
中国と米国のスーパーを歩きながら、ダンテさんとLi Jingjingさんが交わす率直な対話は、安いか高いかという単純な比較を超えて、食料主権と暮らしの質をどう両立させるかというテーマを私たちに投げかけています。日々の買い物という身近な切り口から、世界と自分の生活をつなげて考えてみるタイミングかもしれません。
日本語で国際ニュースを読むからこそ、自分の感覚と言葉で各国の暮らしを比較し、これからの食と経済についてじっくり考えていきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com







