2025年タクラマカン・ラリー第5ステージ:Michekと朱・陳組が砂漠で躍進 video poster
砂漠を舞台にした国際ラリー「2025年タクラマカン・ラリー」で、第5ステージが過酷な条件の中で行われ、モーターサイクル部門ではチェコのMartin Michek選手、自動車部門では中国のZhu Guanghai選手とナビゲーターのChen Qingkai選手が、それぞれ際立つ走りを見せました。
灼熱の287キロ、第5ステージの全貌
第5ステージ(SS5)は全長287キロ。強い日差しが照りつける砂漠の中、起伏の激しい砂丘や突然現れる切れ落ちた地形が連続し、マシンコントロールと集中力が試される一日となりました。
コースは、滑りやすい砂の路面と見通しの悪い起伏が組み合わさり、少しの判断ミスが大きなタイムロスやリタイアにつながる難易度の高い設定でした。さらに、激しい振動を伴う不整地が続き、ドライバーとライダーの体力を容赦なく削っていきました。
- 距離:287キロ
- 地形:うねる砂丘と突然の切れ落ち
- 条件:高温と激しい振動が続くタフなステージ
モーターサイクル部門:Michek選手が負傷からの鮮烈カムバック
モーターサイクル部門では、Chongqing Hoto Factory Teamに所属するチェコのMartin Michek選手が、第5ステージの主役となりました。ラリー序盤に負傷に悩まされていたMichek選手ですが、この日は3時間38分25秒という力強いタイムでステージを制し、復調ぶりをはっきりと示しました。
過酷な環境の中で安定したペースを維持しつつも、要所でしっかりとスピードを上げていけるかどうかが砂漠ラリーの鍵になります。負傷の影響を抱えながらも、ミスを抑えた走りと集中力を保ち続けたことが、この圧巻のステージ勝利につながったといえます。
自動車部門:Zhu Guanghai組が四輪カテゴリーの頂点に
自動車部門では、Duonai Shock Absorber TeamのZhu Guanghai選手とナビゲーターのChen Qingkai選手が、3時間22分40秒でトップタイムを記録しました。二人は厳しい路面状況の中でも安定感のある走りを見せ、四輪カテゴリーの第5ステージを制しました。
砂丘と不整地が続くセクションでは、スピードをどこまで出すか、どこで抑えるかという判断が、車体へのダメージとタイムの両面に直結します。Zhu選手とChen選手のコンビは、そのバランスを巧みに取りながら、着実にタイムを積み重ねたとみられます。
火曜日の第6ステージへ:求められるのは適応力
ラリーは火曜日に行われる第6ステージ(SS6)へと続きます。全長288キロのコースは、湿地帯、ゴビ、砂漠地帯をまたぐ多様なルートが予定されており、参加者にとっては景観的な迫力とともに、マシンセッティングと適応力が問われる一日になりそうです。
特に、路面の変化が大きいステージでは、タイヤやサスペンションなどのセットアップに妥協のないバランスが求められます。砂丘でのトラクション、湿地帯での安定性、荒れた路面での耐久性をどう両立させるかが、勝負の分かれ目となるでしょう。
砂漠ラリーが映し出すもの
タクラマカンのような砂漠ラリーは、単に速さを競うだけでなく、人とマシンの総合力を試す舞台です。極端な気候と路面状況の中で、ミスを恐れずに攻め続ける勇気と、冷静に状況を読みながらマージンを取る判断の両方が必要になります。
第5ステージで存在感を示したMartin Michek選手とZhu Guanghai選手・Chen Qingkai選手の走りは、そうしたラリーの本質を体現するものでした。第6ステージ以降、彼らがどこまで勢いを維持し、最終結果にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。
Reference(s):
cgtn.com







