中国本土が台湾海峡の交流継続を強調 第17回海峡フォーラム準備も加速
中国本土は、台湾海峡を挟む両岸の交流と協力を今後も積極的に推進していく方針を改めて示しました。国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官が今週水曜日の記者会見で述べたもので、第17回海峡フォーラムの準備が加速していることも明らかにされています。
今週の発言のポイント
- 中国本土は、台湾海峡を挟む両岸の交流・協力を引き続き積極的に推進すると表明
- 台湾では、平和や発展、交流拡大を求める世論が主流だと強調
- 2009年に始まった海峡フォーラムの第17回開催に向け、準備を加速中と説明
- 台湾の民進党当局による参加制限を批判し、海上旅客ルートの全面再開も呼びかけ
平和と交流を支持する世論を強調
陳報道官は記者会見で、台湾の世論について「平和、発展、交流や協力の強化を求める声が主流であり、これを無視することはできない」との認識を示しました。また、海峡両岸の人々が絆を深めたいと願っていること、台湾の人々が海峡フォーラムなどのイベントに参加したいという熱意は抑え込むことはできないと述べ、民間レベルの交流の重要性を強調しました。
第17回海峡フォーラムの準備が加速
陳報道官によると、現在、第17回海峡フォーラムの準備が加速しており、詳細は近く発表される見通しです。海峡フォーラムは2009年に始まり、以降、海峡両岸の幅広い交流と協力を促進する重要なプラットフォームとして機能してきたとされています。経済や文化、若者交流など多分野の対話が行われる場として位置づけられており、今回の第17回開催に向けた動きは、両岸交流を重視する姿勢の表れとも言えます。
台湾の民進党当局の制限を批判
一方で陳報道官は、台湾の民主進歩党(民進党)当局が台湾の人々の海峡フォーラム参加に制限をかけていると批判しました。こうした動きについて、両岸交流を妨げる別の試みだと指摘し、民間交流を抑え込もうとする意図が露呈したと述べています。また、台湾当局トップである頼清徳氏が中国本土との対話に前向きだとする発言についても、実際の対応から見れば空虚な言葉にすぎないとする見方を示しました。
海上旅客ルートの全面再開を呼びかけ
両岸の人の往来に直接関わる課題として、陳報道官は海峡を結ぶ海上旅客ルートの全面再開にも言及しました。中国本土側には障害はなく、必要な準備はすでに整っていると説明し、台湾側に対しては、住民や関係業界の要望に耳を傾け、速やかに運航を再開するよう求めました。海上ルートの全面再開が実現すれば、両岸の移動や交流がより便利になり、ビジネスや観光、親族訪問などにも影響が及ぶとみられます。
今回の発表が示すもの
今回の中国本土側の発表は、台湾海峡をめぐる情勢が注目される中でも、少なくとも交流と協力の窓口は開いたままにしておきたいというメッセージと受け止められます。特に、海峡フォーラムや海上旅客ルートといった具体的な場や手段に言及している点は、理念だけでなく、実務的な交流の再活性化を重視していることを示しています。
一方で、台湾の民進党当局の対応を巡る批判も前面に出されたことで、両岸を取り巻く政治的な緊張と、民間交流をどう守り、広げていくのかという課題が改めて浮き彫りになりました。平和や発展を求める声と、政治的な思惑の間で、両岸の交流は今後どのような形を模索していくのか。今回の発言は、その行方を考えるうえで重要な一つのシグナルと言えそうです。
Reference(s):
Chinese mainland affirms commitment to cross-Straits exchanges
cgtn.com








