中国がGCC全6カ国にビザ免除拡大 サウジなど4カ国を追加
中国がGCC全6カ国にビザ免除を拡大
中国が湾岸協力会議(GCC)加盟国に対するビザ免除を拡大し、サウジアラビアやオマーンなど4カ国の一般旅券所持者が、一定の条件でビザなしで入国できるようになりました。国際ニュースとして、中東と中国のつながりを読むうえで注目すべき動きです。
2025年6月9日から2026年6月8日まで実施
中国外交部の毛寧報道官は水曜日の会見で、サウジアラビア、オマーン、クウェート、バーレーンの4カ国の一般旅券所持者を対象に、期間限定のビザ免除措置を実施すると発表しました。
この措置は2025年6月9日から2026年6月8日まで続く予定で、2025年12月時点でも実施中です。
対象となる人は、次の条件で中国にビザなしで入国し、最長30日間滞在できます。
- 一般旅券(通常のパスポート)を所持していること
- 滞在目的がビジネス、観光、親族訪問、交流、トランジット(乗り継ぎ)のいずれかであること
- 1回の滞在期間は最大30日までであること
このビザ免除は短期滞在を対象とした制度で、目的と期間が明確に限定されています。
新たに4カ国を追加、GCC全体がビザ免除に
今回新たにビザなし入国の対象となったのは、次の4カ国です。
- サウジアラビア
- オマーン
- クウェート
- バーレーン
すでにアラブ首長国連邦(UAE)とカタールについては、2018年からビザ免除が認められていました。毛寧報道官によると、これにより湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国すべてが、中国へのビザなし入国の枠組みに入ったことになります。
湾岸協力会議(GCC)は、湾岸地域の6つの国で構成される枠組みです。今回の措置は、そのGCC全体と中国との人的往来を広げる一歩といえます。
中東と中国の往来がどう変わるか
GCC全6カ国がビザ免除の対象になったことで、中東の湾岸地域と中国との人の移動は、これまでよりスムーズになりそうです。
- 短期のビジネス出張がしやすくなる
- 観光や親族訪問の心理的・事務的なハードルが下がる
- 交流や会議などへの参加が柔軟になる
ビザ取得の手間や時間が減ることで、実際の往来がどの程度変化するのか、今後の動きが注目されます。
日本の読者にとっての意味合い
このニュースは、日本から見るといわゆる第三国間の動きですが、国際ニュースとして押さえておくと、いくつかの点で参考になります。
- 中東と中国の関係強化の方向性を読み解く手がかりになること
- 観光やビジネスを通じた人の往来が、地域の安定や経済にどのような影響を与えるか考えるきっかけになること
- 世界で進むビザ緩和の動きの一例として、他の地域との比較材料になること
ビザ制度は、一見すると単なる手続きの話に見えますが、実際には国と国、地域と地域の距離感を映す鏡でもあります。湾岸協力会議の各国と中国の間で人の行き来がどう変化していくのか、2026年6月8日まで続く今回の措置の行方を見守る必要がありそうです。
Reference(s):
China extends visa-free access to Gulf Cooperation Council countries
cgtn.com








