中国が全国の科学技術者を表彰 第9回「全国科学技術者の日」とは
中国で第9回となる全国科学技術者の日が金曜日に祝われ、北京で開かれた記念行事には国を代表する科学者たちが集まりました。本記事では、この国際ニュースを日本語でわかりやすく整理し、その背景と狙いを見ていきます。
北京で第9回 全国科学技術者の日
今年の全国科学技術者の日のメインイベントは首都・北京で行われ、著名な科学者や先駆的な研究者の家族など、400人を超える参加者が出席しました。全国規模で科学技術者をたたえる取り組みとして、節目となる第9回を迎えています。
キーワードは「科学者の精神」
今回の行事の中心テーマは、科学者の精神を広く社会に伝えることでした。主催者側は、全国科学技術者の日を中国科学技術協会(CAST)の象徴的な取り組みとして定着させ、社会的な影響力を高めていくことを重視しています。
具体的には、次のような狙いが掲げられました。
- 科学者の精神や姿勢を広く発信し、次世代に受け継ぐこと
- 全国科学技術者の日をCASTの代表的なブランド行事として認知度を高めること
- 科学技術の発展を社会全体で応援し、科学技術人材を大切にする雰囲気をつくること
Wan Gang会長「2035年の青写真は描かれている」
行事で演説した中国科学技術協会(CAST)のWan Gang会長は、2035年までに科学技術強国を築くための青写真はすでに描かれていると述べました。そのうえで、科学技術者に対し、国家戦略に奉仕する役割を積極的に担うよう呼びかけました。
会長は、科学技術者に求められるポイントとして、次のような点を挙げました。
- 国家の重点分野や戦略的課題に貢献するという自覚を持つこと
- 伝統的な知識や経験を現代的なイノベーションへと変えていくこと
- 新しい技術を活用し、新時代のイノベーションの活力を引き出すこと
- 文化面と技術面の両方で自信を高めながら、国家の発展に寄与すること
科学技術者を「社会の主役」の一人に
今回の全国科学技術者の日は、科学者や技術者を単なる専門職としてではなく、社会全体を支える存在として位置づけるメッセージが強く打ち出された点が特徴的です。科学技術の成果だけでなく、その背後にいる人に光を当てようとする姿勢がうかがえます。
世界各地で、研究者の働き方や人材の育成が課題となるなか、科学技術者を社会全体で支えようとする動きは今後さらに重要性を増すと考えられます。日本の読者にとっても、科学技術のニュースを人の物語として捉え直すきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








