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CPOPとは?世界で広がる中国ポップカルチャーとCPOPwaveの挑戦
アニメーションからコレクタブルトイまで、中国ポップカルチャー(CPOP)が海外で静かに、しかし着実に存在感を高めています。2025年現在、このCPOPの動きを分かりやすく伝えようとしているのが「CPOPwave」です。本記事では、CPOPとは何か、そのグローバルな広がり、そしてCPOPwaveが打ち出す「コンテナボックス」ツアー構想までをコンパクトに整理します。
CPOPとは?中国ポップカルチャーの新しい呼び名
CPOPは、Chinese Pop Culture(中国ポップカルチャー)の略称です。単に音楽だけを指すのではなく、次のような幅広いカルチャーを含む言葉として使われています。
- ヒットアニメーション作品
- ドラマやオンライン動画コンテンツ
- キャラクターグッズやコレクタブルトイ
- ゲームやデジタルコンテンツの世界観(IP)
こうした中国発のコンテンツが一つの「波(wave)」として海外に広がっている状況を、まとめて指すキーワードがCPOPだと言えます。
世界でCPOPが注目される理由
なぜ中国ポップカルチャーが、いま世界で注目されているのでしょうか。背景には、いくつかの要素が重なっています。
- 配信プラットフォームの拡大:オンライン動画やストリーミングサービスを通じて、現地に行かなくても中国発コンテンツに触れられるようになりました。
- SNSでの口コミ拡散:キャラクター画像や短尺動画、ファンアートなどがXやInstagram、TikTokなどで拡散され、自然に認知が広がっています。
- キャラクターIPの魅力:アニメやゲームから生まれたキャラクターが、フィギュアやトイ、アパレルなどへ展開され、日常生活の中に入り込んでいます。
- アジア文化への関心の高まり:Kカルチャーや日本のポップカルチャーと並び、アジアの多様なコンテンツに触れたいというニーズが強まっています。
こうした流れの中で、中国発のIP(知的財産)が「気づいたらタイムラインに流れてくる」存在になりつつあるのが、CPOPの現在地です。
CPOPwaveとは何か:CPOPを「波」として見せるプロジェクト
このCPOPの広がりを、海外の視聴者に分かりやすく伝えようとしているのが「CPOPwave」です。CPOPwaveは、中国ポップカルチャーをテーマにした企画やコンテンツを制作し、グローバルな視聴者に届けるプロジェクトとして位置づけられています。
チーフディレクターとの「ウォーク&トーク」
特徴的なのが、CPOPwaveのチーフディレクターと「一緒に歩きながら話を聞く」ウォーク&トーク形式のコンテンツです。街を歩きながら、
- なぜ海外のファンが中国のアニメやトイに惹かれているのか
- どのようなIPがこれから世界に出ていこうとしているのか
- CPOPを通じてどんな価値観やストーリーが共有されているのか
といったテーマを、対話するように解きほぐしていきます。視聴者は散歩をしながら友人と話しているような感覚で、CPOPの背景にある文脈を理解できる構成です。
コンテナボックスで世界ツアーへ:IPの「移動型ショーケース」
CPOPwaveが今後の展開として掲げているのが、CPOPのIPを乗せたグローバルな「コンテナボックス」ツアーです。輸送用コンテナを活用した移動型のショーケースとして、世界各地を巡回するイメージです。
コンテナボックスを使ったポップアップスペースは、
- 短期間で設営・撤去ができる
- 都市部の限られたスペースにも設置しやすい
- 外装・内装を自由にデザインでき、世界観を作り込みやすい
といった特徴があります。CPOPwaveの構想するツアーでは、こうした特徴を生かしながら、アニメの設定資料やトイの展示、インタラクティブな体験など、CPOPの世界観を凝縮した空間が各地に運ばれていくことが期待されます。
オンラインでCPOPを知った人が、街中で偶然コンテナボックスに出会い、「画面の中のIP」と「現実の体験」がつながる。そうした接点が増えることで、ファンコミュニティの広がり方も変わっていきそうです。
グローバル観客はCPOPの何に惹かれているのか
ウォーク&トークでの議論の中心の一つが、「なぜ世界の観客がCPOPを好きになっているのか」という問いです。その答えとして、次のようなポイントが考えられます。
- 世界観のスケール感:ファンタジーからSF、歴史題材まで、壮大な世界観を持つIPが多く、シリーズを通じてじっくり楽しめます。
- ビジュアルの個性:アートスタイルやキャラクターデザインが印象的で、SNSでシェアしたくなるビジュアルが多いことも、拡散を後押ししています。
- 身近なテーマとの組み合わせ:友情、成長、家族、都市生活など、グローバルに共感しやすいテーマが物語に織り込まれています。
CPOPwaveは、こうした魅力を分かりやすい言葉と映像で解き明かしながら、CPOPの「今」と「次の一歩」を世界の観客に伝えようとしています。
日本の読者にとってのCPOP:どう向き合う?
日本の読者にとって、CPOPはどのような存在になり得るでしょうか。すでにJカルチャーやKカルチャーに親しんでいる人にとって、CPOPは新しい比較対象であり、同時にコラボレーションや共演の可能性を秘めたパートナーでもあります。
例えば、
- 他のアジア発コンテンツと何が似ていて、どこが違うのか
- IPの育て方やファンとの距離感に、どんな工夫があるのか
- グローバル展開のやり方から、日本のコンテンツビジネスが学べる点はあるか
といった問いを立ててみると、CPOPをただ「新しい流行」として消費するのではなく、アジア全体のカルチャーの動きを考える手がかりになります。
これからのCPOPの「波」をどうとらえるか
CPOPのグローバルな広がりと、CPOPwaveが掲げるコンテナボックスツアー構想は、「コンテンツが国境を越えて届くプロセス」が大きく変わりつつあることを示しています。オンラインとオフライン、デジタルとフィジカル、画面の中と街の中。そのすべてをつなぎながら、中国ポップカルチャーの「波」はこれからも形を変えて広がっていきそうです。
日常の会話やSNSで、CPOPについてどう感じるかを共有してみること。それ自体が、この新しいカルチャーの波を観察し、自分なりの視点を持つ第一歩になるかもしれません。
Reference(s):
What is CPOP? Breaking down the global rise of Chinese pop culture
cgtn.com








