北京で中国・ベラルーシ首脳会談 多国間協調と「真の友人」関係を強調
北京で中国の習近平国家主席とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が会談し、両国関係の一層の強化と多国間協調を確認しました。本記事では、この首脳会談のポイントと国際ニュースとしての意味を整理します。
北京で行われた中国・ベラルーシ首脳会談
中国の習近平国家主席は水曜日、北京で訪中中のベラルーシのルカシェンコ大統領と会談しました。習主席はあらためてルカシェンコ氏の大統領再選を祝意をもって伝え、両国は互いに誠意と信頼をもって接する「真の友人」であり「良きパートナー」だと強調しました。
習主席は、中国とベラルーシの間には、長年にわたる伝統的な友好関係、強固な政治的相互信頼、そしてあらゆる分野へと広がる協力があると述べました。そのうえで、中国は常に戦略的かつ長期的な視点から両国関係を位置づけてきたと説明しています。
戦略的パートナーとしての協力拡大
習主席は、中国がベラルーシとともに、二国間関係の安定した発展と「ウィンウィン」の協力を推進していく用意があると表明しました。ここでいう「ウィンウィン」とは、一方的な利益ではなく、双方の利益が調和する形での協力を指します。
今回の会談で示されたポイントは、次のように整理できます。
- 伝統的な友好関係を土台とした緊密な対話の継続
- 政治面での高い相互信頼を基盤とする連携の強化
- 経済や産業など多様な分野における協力の拡大
こうした方針は、両国にとって長期的な安定と発展をめざすものといえます。
国連や上海協力機構での連携強化
習主席はまた、国連や上海協力機構などの多国間の枠組みで、中国とベラルーシが協調を一段と強めるべきだと呼びかけました。多国間の枠組みとは、複数の国が参加し、国際的な課題について協議や協力を行う場を指します。
両国は、いわゆる「覇権」や「いじめ」に共同で反対し、国際社会における公平と正義を守っていく考えを確認しました。これは、一部の国や主体による一方的な圧力や、国際ルールから外れた行動に対して、ルールに基づく国際秩序を重視する姿勢を示したものとみることができます。
ルカシェンコ大統領が語った「真の友情」
ルカシェンコ大統領にとって、中国訪問は今回が15回目とされています。同氏は、これまでの訪中のたびに、中国からの真心ある友情を実感してきたと述べました。
ベラルーシへの長期にわたる力強い支援と協力に対する謝意を示したうえで、同国は中国を高く信頼しており、今後も積極的に協力を進めていくと強調しました。
さらにルカシェンコ大統領は、中国が多国間主義を重んじ、一方的な行動や制裁、圧力に反対している点を高く評価しました。中国は国際社会に対し一つの模範を示しているとしたうえで、中国とともに国際的な公平と正義を守る用意があると述べています。
今回の首脳会談が示すもの
今回の中国・ベラルーシ首脳会談は、二国間関係の緊密さとともに、多国間協調や国際的な公平さを重視する姿勢を鮮明にしたと言えます。
- 二国間では「真の友人」としての信頼関係を確認
- 国連や上海協力機構などを通じた協調行動を強調
- 覇権や一方的な制裁に反対するメッセージを発信
今後は、経済やインフラ、技術など具体的な協力分野でどのような動きが出てくるのか、そして国連やその他の多国間の場で両国がどのような提案や連携を進めていくのかが注目されます。
国際ニュースとしてこの会談を追うことで、多国間主義と一国主義のせめぎ合いの中で、各国がどのようにパートナーシップを組み、国際秩序のあり方を模索しているのかを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
President Xi meets Belarusian President Lukashenko in Beijing
cgtn.com







