バレー女子ネーションズリーグ北京大会で中国がポーランドに1-3敗戦
国際バレーボール連盟 FIVB 女子ネーションズリーグの北京ラウンドで、中国女子代表がポーランドに1-3で敗れ、今大会初黒星を喫しました。若手中心の新しい中国チームが、欧州の強豪を相手にどんな戦いを見せたのかを振り返ります。
試合概要:中国が北京で今大会初黒星
木曜日に北京のナショナル・インドア・スタジアムで行われた一戦は、ポーランドがセットカウント3-1(25-22、20-25、25-19、25-21)で制しました。第1セットから終盤まで主導権が何度も入れ替わる、緊張感の高い試合となりました。
この結果、ポーランドは北京ラウンドで2勝0敗、中国は1勝1敗となりました。両チームは金曜日に休養日を挟み、週末の試合に向けて立て直しを図ることになります。
スコアと主なスタッツ
ポーランドは攻撃の軸となる選手たちがそろって活躍しました。
- オポジットのマグダレナ・シュティシャクと、アウトサイドヒッターのマルティナ・チジルニャンスカが、それぞれ20得点
- キャプテンでミドルブロッカーのアグニェシュカ・コルネルクが17得点
- 同じくミドルブロッカーのアレクサンドラ・グリカが12得点
高さとパワーを備えた前衛陣に加え、守備でも大崩れする場面が少なく、要所でブロックとレシーブが機能したことが勝利を引き寄せました。
一方の中国は、アウトサイド勢を中心に得点を積み上げました。
- 庄宇珊(Zhuang Yushan)がチーム最多の17得点
- 呉夢潔(Wu Mengjie)が13得点
- 唐欣(Tang Xin)が12得点。そのうち7得点を第2セットで記録
第1セットを落としたあと、第2セットではメンバー構成やブロックの組み立てを調整し、速い攻撃と的確な守備でリズムを取り戻しました。これがセット奪取につながり、一時は流れを引き寄せました。
ポーランドの安定感が上回った第3・第4セット
第3セットは序盤から互いに1点を取り合う拮抗した展開でしたが、中盤以降はポーランドが粘り強い守備と安定したサーブで一歩前に出ました。中国は攻撃の形をつくりながらも、相手ブロックとレシーブに阻まれる場面が増え、25-19でこのセットを落とします。
第4セットでは、中国が立ち上がりに3-0とリードを奪い、再び流れを引き戻したかに見えました。しかしポーランドはすぐに反撃し、14-10と逆転。終盤までわずかなリードを保ち続け、マッチポイントをしのがれる場面もありましたが、最後は25-21で締めくくり、北京での2連勝を決めました。
中国の若手が見せた手応えと課題
中国は敗れたものの、第2セットで見せた集中力と修正力は、若いチームにとって大きな収穫と言えます。特に唐欣と呉夢潔を軸にした速い攻撃は、ポーランドのブロックを崩す場面も多く、今後につながる内容でした。
「試合の入りでは、練習の時よりも自分のパフォーマンスが良いと感じていました。でも、途中から少し興奮しすぎてしまい、集中力を欠いてしまいました。ポーランドは第3セットで素早く対応してきて、ブロッカーが私をより的確にマークするようになり、うまく適応できませんでした」と21歳の唐欣は振り返りました。
若い選手ならではの波はあったものの、国際舞台でこうした駆け引きを経験できたことは、チーム全体の底上げにつながっていきそうです。
ラバリーニ監督が評価する「新しい中国」
ポーランドのステファノ・ラバリーニ監督は、勝利を喜びながらも、中国の現在のチーム構成を高く評価しました。
「この勝利をとてもうれしく思います。対戦前から、たとえ直近の試合映像が多くなくても、この『新しい』中国チームが難しい相手になることは分かっていました。選手たちは素晴らしいクオリティーを持っています。若い選手は経験こそ少ないものの、すでに高い技術と才能、そして強い気持ちを見せてくれています」と語りました。
ラバリーニ監督は、第2セットを落とした要因として、自チームのサーブの質の低下や、シングルブロックに対して攻撃のチャンスを生かしきれなかった点を挙げています。そのうえで、第3セット以降はサーブを安定させ、プレー全体のリズムを立て直すことで再び主導権を握れたと振り返りました。
第4セットでは、中国が多くの選手を入れ替えたこともあり、ポーランド側もミドルブロッカーやアタッカーへの対応を含めて戦術を微調整。相手の変化に合わせて柔軟にプランを変えられたことが、接戦をものにした要因の一つとなりました。
北京ラウンドの今後に向けて
この試合を終えて、ポーランドは2勝0敗と好スタートを切り、中国は1勝1敗で北京ラウンドの残り試合に臨むことになりました。金曜日の休養日を挟み、どのようにコンディションと戦術を整えてくるかが注目されます。
中国にとっては悔しい敗戦ですが、第2セットで見せたようなブロックとサーブで相手のリズムを崩す展開を、どれだけ長く維持できるかが今後のカギになりそうです。一方のポーランドは、終盤でも崩れない守備とサーブの安定感を武器に、北京ラウンドでさらに勢いをつけられるかが焦点となります。両チームの週末のパフォーマンスは、女子ネーションズリーグ全体の流れを占ううえでも、注目しておきたいところです。
Reference(s):
China lose to Poland in FIVB Women's Nations League in Beijing
cgtn.com








