中国の全国大学入試「高考」始まる 約1335万人が受験、公平性と安全性を重視
中国の全国大学入学試験である高考(ガオカオ)が始まりました。約1335万人が受験する今年、公平性と安全性をどう守るかが大きなテーマになっています。
中国の全国大学入試・高考がスタート
中国の全国大学入学試験である高考が始まりました。中国教育部によると、今年の受験予定者は合計で約1335万人にのぼります。この規模の試験は、多くの若者とその家族にとって、人生の進路に関わる重要な節目となります。
公平性と安全性を重視する試験運営
中国の丁薛祥副総理は、高考の実施にあたり、公平性を守り、安全な試験環境を確保する必要性を強調しました。丁副総理は中国共産党中央政治局常務委員も務めており、この全国試験が国家レベルで重視されていることがうかがえます。
北部の山西省太原市にある中学校を視察した際、丁副総理は、高考は国家の発展と家庭の未来にとって極めて重要だと述べました。受験生一人ひとりの努力が、家族や社会の将来とも結びついているというメッセージが込められています。
「公平性はライフライン」試験制度改革の方向
丁副総理は、高考と大学入学制度の改革において、公平性を「ライフライン」として守るべきだと呼びかけています。試験結果が公正に評価されることは、受験生や家族の信頼だけでなく、社会全体の信頼にもつながります。
また、試験問題の厳格な管理や、不正行為を防ぐための対策を徹底する必要性も強調しました。試験問題の漏えいやカンニングを防ぐ取り組みは、受験機会の平等を守るうえで欠かせない要素と位置づけられています。
ハイテクな警戒と人間的なケアの両立
高考をめぐっては、試験の公正さを守るための「高い警戒」と、受験生への「人間的な支援」をどう両立させるかが課題となっています。丁副総理は、厳格な管理と同時に、受験生に寄り添う姿勢の重要性も指摘しました。
試験の安全対策や不正防止の仕組みを整える一方で、受験生が落ち着いて力を発揮できるよう、現場での気配りや支えも求められています。ハイテクを活用した管理と、人のあたたかさをどう組み合わせるかが、高考運営の大きなテーマになっています。
教育をめぐる中国社会のいまを映す高考
約1335万人が挑む今年の高考は、中国の教育制度だけでなく、社会の価値観や将来像を映し出す出来事でもあります。公平性の確保、安全な環境づくり、人間的なケアのバランスは、多くの国や地域に共通する課題でもあります。
高考の動きに注目することは、中国の若者や家庭が何を重視し、国家が教育をどのように位置づけているのかを考える手がかりになります。受験生とその家族にとって、今年の試験が実りあるものとなるのか、今後の動向が注目されます。
Reference(s):
Gaokao begins in China with over 13.3 million students participating
cgtn.com








