中国本土・貴州の歌う土笛 国家級無形文化遺産を継ぐWang Dengshu氏 video poster
中国本土・貴州の土笛「歌う土」は、国家級無形文化遺産として受け継がれている伝統工芸です。この記事では、その代表的伝承者であるWang Dengshu(ワン・ドンシュー)氏がつくる手描きの土笛から、無形文化遺産の意味や魅力を考えてみます。
貴州の「歌う土」とは何か
無形文化遺産とは、技や知恵、人々の暮らしに根づいた表現など、かたちとして残りにくい文化を守り伝えていこうとする取り組みです。中国本土・貴州の土笛「歌う土」も、その一つに数えられています。
土笛は、その名の通り土(粘土)からつくられ、息を吹き込むことで音を奏でる素朴な楽器です。素焼きのやわらかな質感と、息づかいによって表情を変える音色が特徴で、手のひらに収まる小さな「楽器」であり「工芸品」でもあります。
国家級無形文化遺産を受け継ぐWang Dengshu氏
Wang Dengshu(ワン・ドンシュー)氏は、貴州の土笛「歌う土」の国家級無形文化遺産における代表的伝承者として紹介されています。代表的伝承者とは、その技を高い水準で体現し、次の世代へと伝える役割を担う人のことです。
ワン氏は、土をこね、かたちをつくり、焼き上げ、最後に絵付けを行う一連の工程を通じて、「歌う土」に命を吹き込んでいます。一本一本の土笛には、長い時間と集中力、そして静かな情熱が込められています。
手描きの土笛、それぞれの個性
今回紹介されている土笛は、どれも手描きの模様が施された一点ものです。同じかたちに見えても、線の太さや色の重ね方、細かな模様の違いによって、一本一本が違う表情を持ちます。
手でつくられ、手で描かれた工芸品だからこそ、小さなゆらぎや不均一さも含めて、そのまま個性になります。どの土笛が好きかを選ぶことは、自分がどんな色やかたち、雰囲気に心をひかれるのかを知るきっかけにもなります。
なぜ無形文化遺産に注目するのか
グローバル化やデジタル化が進むなかで、地域ごとの小さな文化や工芸は、知らないうちに失われてしまうことがあります。無形文化遺産という考え方は、そうした危うさに気づき、意識的に守ろうとするための枠組みでもあります。
貴州の「歌う土」のような土笛の技は、工場で大量に複製することが難しく、人が人に教え、まねし、工夫しながら続いていきます。だからこそ、代表的伝承者の存在が重要になり、その活動が国内外の人々に紹介されることにも意味があります。
私たちにできる、小さな関わり方
遠く離れた地域の無形文化遺産でも、オンラインで知り、情報を共有することで、私たちはその継承に間接的に関わることができます。記事を読む、感想を言葉にする、それだけでも文化を支える一歩になります。
どの土笛が心に残りましたか
あなたなら、どの手描きの土笛を選びますか。色合い、模様、かたち、想像される音色──気になるポイントは人それぞれです。もし気に入ったものがあれば、その理由とあわせてコメントで教えてみてください。
小さな「好き」を言葉にすることが、無形文化遺産と私たちの日常をつなぐきっかけになるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








