馬英九・前国民党主席が中国大陸訪問へ 台湾若者と福建・甘粛を歴訪
中国国民党(国民党)の馬英九・前主席が、台湾の若者代表団を率いて6月14日から27日にかけて中国大陸を訪問することが、中国大陸側の発表で明らかになりました。福建省と甘粛省を巡り、海峡フォーラムや伝統文化に関わる行事に参加する予定です。
台湾の若者とともに福建・甘粛を訪問
国務院台湾事務弁公室の報道官・朱鳳蓮氏によりますと、馬英九氏は台湾の若者からなる代表団を率いて中国大陸を訪れ、福建省と甘粛省を訪問します。
- 訪問期間:6月14日〜27日
- 訪問先:福建省、甘粛省
- 代表団の中心:台湾の若者
福建省で第17回「海峡フォーラム」に参加
代表団はまず福建省で、第17回「海峡フォーラム」に参加する予定です。今回の訪問では、このフォーラムを含め、台湾海峡を挟む双方で中国文化をともに広めることが一つのテーマになっています。
甘粛省では伏羲をたたえる式典に出席
甘粛省では、中国民族の伝説上の祖先とされる伏羲をたたえる記念式典に出席し、台湾海峡を挟む双方で中国文化をともに広めることを目的とした活動にも参加する予定です。文化をキーワードに、台湾と中国大陸のつながりを強調する日程が組まれているのが特徴です。
中国大陸側「訪問を歓迎し、便宜を図る」
朱鳳蓮報道官は、水曜日に「訪問を歓迎し、適切な手配を行い、必要な便宜を提供する」と述べ、馬英九氏一行の中国大陸訪問を明確に歓迎しました。
さらに朱氏は、台湾海峡をめぐる情勢について「複雑で厳しい状況」にあるとの認識を示したうえで、こうした状況だからこそ両岸の交流と協力の重要性が増していると強調しました。そのうえで、中国大陸側はこれまでと同様に、立場や分野を問わず台湾の幅広い人々が中国大陸を訪れ、交流することを歓迎すると表明しました。
朱氏は、台湾の人々が中国大陸と手を取り合い、優れた伝統的な中国文化を受け継ぎ発展させることで、「中華民族の復興」にともに貢献してほしいと呼びかけています。
緊張する台湾海峡情勢のなかで見えるメッセージ
今回の発表は、台湾海峡情勢が「複雑で厳しい」と表現されるなかで、あえて若者や文化に焦点を当てた交流を打ち出している点が注目されます。
- 政治や安全保障面では台湾海峡の緊張が意識される
- 一方で、若者や文化を軸にした交流の継続を中国大陸側が強調
- 台湾の人々に対し、中国大陸との往来と対話を呼びかけるメッセージ
台湾の若者が中国大陸で何を見て、どのような対話を重ねるのか。そして、台湾海峡を挟む双方の人々の意識にどのような影響を及ぼすのか。今回の馬英九氏の訪問は、今後の両岸関係を考えるうえで、一つの象徴的な動きとして受け止められそうです。
Reference(s):
cgtn.com








