中国安徽省の500kV送電線、淮河横断工事が完了
中国東部・安徽省で進む500kV送電プロジェクトが、淮河をまたぐ難所工事を完了しました。国際ニュースとしては目立たない話題かもしれませんが、地域のエネルギー供給を支える重要な一歩です。
安徽省・Xiangjian〜Ludaoを結ぶ送電線が淮河を越える
中国東部の安徽省で建設が進む500kV級の送電プロジェクト「Xiangjian〜Ludao線」が、現地時間の水曜日、淮河を横断する区間の工事を無事完了しました。
淮河の両岸には高さ193メートルの送電鉄塔が1基ずつ建設され、2基の間を結ぶ送電線は約1578メートルにわたって川をまたぎます。1.5キロメートルを超える長距離スパンは、技術面でも安全面でも高い精度が求められる工程です。
500kV送電線が持つ意味とは
500kVクラスの送電線は、長距離にわたって大容量の電力を効率よく送るために使われる高電圧のインフラです。発電所と都市部、工業地帯を結び、電力の安定供給を支える幹線の役割を担います。
特に河川をまたぐ区間は、船舶の航行や周辺環境への配慮も必要になるため、設計や施工の難度が高くなります。今回の淮河横断の完了は、プロジェクト全体の中でも象徴的な節目と言えるでしょう。
地域経済と電力ネットワークへの波及効果
送電ルートが川を越えてつながることで、今後、安徽省内外の電力ネットワークの柔軟性や信頼性が高まることが期待されます。工業団地や都市部への安定した電力供給は、生産活動や住民の生活を支える基盤となります。
また、このような高電圧送電線は、発電所の立地と需要地を切り離すことを可能にし、エネルギー政策の選択肢を広げる役割もあります。2025年の現在、各国・各地域がエネルギー転換とインフラ更新を同時に進める中で、送電網の強化は静かに重要性を増しています。
日本の読者にとっての示唆
日本でも再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、「どこで発電し、どう運ぶか」という送電インフラの議論が続いています。安徽省の事例は、大規模河川を越える送電線建設という技術的な挑戦であると同時に、長期的な電力安定供給を見据えた投資の一例としても位置づけられます。
日々のニュースでは発電所や電気料金に目が向きがちですが、その裏側で送電線や変電設備といったインフラが静かに機能しています。こうした国際ニュースを追うことは、自国のエネルギー政策やインフラのあり方を考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
500 kV power transmission project completes Huaihe River crossing
cgtn.com








