男子バレーNL西安大会 日本が開催国・中国にストレート勝ち
男子バレーボールの国際大会「ネーションズリーグ」西安大会で、世界ランク6位の日本が開催国の中国をストレートで下しました。国際舞台での日本代表の戦いぶりに加え、ヨーロッパ勢の結果や今後の注目カードも整理します。
日本が中国を25-23、25-14、25-22で下し白星スタート
試合は中国北西部・陝西省西安で行われ、日本は中国に対し25-23、25-14、25-22のストレート勝ちを収めました。第1セットは終盤まで競り合う展開となりましたが、日本が要所で得点を重ねて先取します。
第2セットでは、中国が自らのミスで流れを失い、日本が一気に点差を広げる展開になりました。第3セットでは、中国が中盤までリードを奪いましたが、そこから試合を立て直すことができず、日本が落ち着いて逆転し、ストレートで試合を締めくくりました。
中国・ヘイネン監督「数字では上回ったが、チャンスを生かせなかった」
中国を率いるビタル・ヘイネン監督は、試合後のコメントで内容と結果のギャップを悔やみました。
ヘイネン監督は、第1セットについて「細部やスタッツを見れば、中国はとてもよくプレーしていて、日本より優位に立っていた場面もあった」としつつも、「それでも、与えられたチャンスを生かすことができなかった」と振り返りました。
さらに「いくつか不要なミスをしてしまったのは残念だ。プレーの選択も十分スマートではなく、チームとして一体になれていなかった」と、自陣のミスと連携不足を課題として挙げました。
第2セットでは自滅に近い形で大きなビハインドを背負い、第3セットも立ち上がりは良かったものの、その勢いを保てなかったと分析しています。
プレッシャーが「練習通り」を崩す――メンタル面の課題
ヘイネン監督は、チームが本来持つ力を公式戦で出し切れなかった要因として、プレッシャーの大きさにも触れました。
「本当は、練習のときのように、互いをよく理解し合い、何をすべきか分かっている状態で、完璧にチームとしてプレーしてほしかった。しかし今日は、チーム全体として多くのミスが出てしまった」と話し、「プレッシャーがかかると、練習でやってきたことに自分たちで疑問を持ってしまう。その自信を取り戻さなければならない」と、精神面の立て直しの必要性を強調しました。
開催国として臨む大会で、日本のような上位チームを相手に結果を求められる中、ミスを恐れずに「普段通り」をどこまで貫けるかが、中国にとって次戦以降の鍵になりそうです。
もう一つの注目カード 世界1位ポーランドがオランダに3-1
同じ西安大会では、世界ランキング1位で前回銅メダルのポーランドが、世界13位のオランダを3-1で下しました。セットカウントは25-22、22-25、25-22、25-22と、いずれのセットも拮抗したスコアになりました。
第1セットは22-22の同点から、ポーランドが3連続ポイントで抜け出して25-22で先取。第2セットでも22-22まで競りましたが、今度はオランダがチャンスを生かし、25-22で取り返しました。
第3、第4セットでもオランダは粘り強く食い下がりましたが、勝負どころでポーランドが落ち着いた対応を見せ、どちらも25-22で制して試合を締めました。
シャルプク「集中を欠いた場面もあったが、3ポイントを取れた」
ポーランドのアウトサイドヒッター、アルトゥル・シャルプク選手はこの試合で両チーム最多の19得点を記録しましたが、内容にはまだ改善の余地があると自己評価しています。
シャルプク選手は、「ほとんどのセットでリードしていたが、ところどころで集中を欠き、相手に試合へ戻るきっかけを与えてしまった」とコメントしました。
さらに「多くの選手にとって、ネーションズリーグでの初めての試合だったこともあり、感情も大きく揺れた。とてもタフな試合だったが、良いプレーもできたし、勝って3ポイントを取れたことが大きい」と、チームの収穫と課題を語りました。
そして「明日は日本との重要な試合があるので、いったんしっかり休まなければならない」と話し、日本戦への意識も示しています。
次戦のカード:中国はセルビア、日本はポーランドと激突
西安大会で中国は、翌日にセルビアと対戦します。セルビアは初戦でトルコを3-1(12-25、25-22、25-23、25-23)で下しており、立ち上がりから高い修正力を見せました。
一方、日本は、オランダを退けた世界1位のポーランドと対戦する予定です。日本にとっては、開催国として中国を破った勢いを維持できるか、そして世界トップのポーランドにどこまで食い下がれるかが注目点となります。
アジア勢と欧州勢の力関係を占う西安大会
西安大会では、日本、中国というアジアの有力チームに加え、ポーランドやセルビアなどヨーロッパの強豪も顔をそろえています。日本が開催国・中国から挙げたストレート勝利は、今大会だけでなく、今後の国際大会に向けた手応えという意味でも大きいと言えます。
一方で、中国はヘイネン監督が指摘したように、データ上は互角以上でも、プレッシャーの中で「練習通り」にプレーしきることができるかが課題として浮き彫りになりました。セルビア戦でどこまで修正してくるのか、引き続き注目が集まります。
日本、開催国の中国、そして欧州勢――男子バレーボール・ネーションズリーグ西安大会は、アジアと欧州の力関係を占う意味でも、国際ニュースとしてフォローしておきたいシリーズになりそうです。
Reference(s):
Japan sweep hosts China at Men's Volleyball Nations League in Xi'an
cgtn.com








