上海国際技術見本市が開幕 AIとイノベーションに世界の企業が集結
上海で国際技術見本市が開幕 AIとイノベーションが主役に
中国の上海で、第11回中国(上海)国際技術見本市が水曜日に開幕しました。今年のテーマは、英語で"Open Innovation for New Quality Productive Forces and Sustainable Development"。AI(人工知能)やグリーンエネルギーなど、世界規模で関心が高まる分野にフォーカスした国際ニュースです。
35,000平方メートル、過去最大規模の会場
今回の技術見本市は、過去最大となる約3万5,000平方メートルの展示面積を誇ります。会場には、テーマ館と地域館に加え、4つの専門技術ゾーンと2つの機能エリアが設けられ、来場者は多面的に最新技術に触れることができます。
出展するのは、中国の約20の省級地域に加え、約20の国と地域からの企業です。あわせて約1,000社が最新の製品やサービス、研究成果を持ち寄り、規模と質の両面で新たな記録を打ち立てています。
AIから海洋工学まで、4つの重点ゾーン
今回の見本市は、とくに新興産業と技術貿易の分野に光を当てています。中心となるのが、次の4つの専門技術ゾーンです。
- 商用暗号・デジタル製造
- グリーンエネルギー・物流
- スマート海洋工学・装備
- コンシューマー/商用技術
データや通信を守る商用暗号、製造現場の高度なデジタル化、再生可能エネルギーと効率的な物流、海洋資源の活用に向けた知能化した設備、そして生活やビジネスの現場で実際に使われるコンシューマー技術まで、技術トレンドの「今」がコンパクトに並ぶ構成です。AIはこれらすべての分野を横断する基盤技術として位置づけられており、その応用やビジネスモデルも注目を集めています。
グラスゴーと深圳、「主賓都市」が示す都市間連携
海外の「主賓都市」としては、英国のグラスゴーが選ばれました。国内の主賓都市には深圳が指名されています。海外都市と中国の都市を並べて打ち出すことで、都市間の連携や経験共有をアピールする狙いも読み取れます。
企業だけでなく都市同士がパートナーとして参加することで、技術そのものに加え、都市運営や産業戦略の知見も交わされる場になりつつあります。
約60のフォーラムで「新しい生産力」を議論
会期中は、技術貿易に関する専門フォーラムやサイドイベントが約60本行われる予定で、これも過去最多の数です。テーマごとに専門家や企業関係者が集まり、技術やビジネスについて議論を深めます。
見本市全体のテーマである「新しい質の生産力」と持続可能な発展をどう両立させるかは、2025年を生きる私たちにとっても共通の課題です。AIやデジタル化をどう生産性向上につなげるか、同時に環境負荷をどう抑えていくか――上海での議論は、今後の世界経済の方向性を占うヒントにもなりそうです。
私たちがこのニュースから読み取れること
上海の国際技術見本市は、日本を含むアジアの読者にとっても、次のような意味を持つイベントと言えます。
- AIやグリーンエネルギーなど、世界共通の課題解決に直結する分野が一堂に会している
- 約20の国と地域、20の中国の省級地域から企業が参加し、国際と国内の連携が同時に進んでいる
- 展示だけでなく約60のフォーラムを通じて、技術貿易やビジネスの可能性についても議論されている
スマートフォンでニュースを追う私たちにとっても、こうした国際技術見本市の動きは、キャリア選択や投資、ビジネスの方向性を考えるうえでの重要なヒントになります。上海から発信されるAIとイノベーションの潮流が、これからどのようにアジア全体に波及していくのか、引き続き注視したいところです。
Reference(s):
Shanghai tech fair kicks off with focus on AI and innovation
cgtn.com








