CMGがアスタナで映像ショーケース 中国と中央アジアの国際ニュース
カザフスタンの首都アスタナで、中国メディアグループ(CMG)がプレミア映画・テレビ番組のショーケースを開始しました。習近平国家主席が出席予定の第2回中国-中央アジアサミットに合わせ、中国と中央アジアをつなぐ文化交流が一段と動き出しています。日本語で国際ニュースを追う読者に向けて、この取り組みのポイントを整理します。
アスタナで始まったCMGのプレミアショーケース
CMGは、カザフスタンの首都アスタナで、同グループが制作したプレミア映画やテレビ番組を紹介するショーケースを立ち上げました。会場は、習近平国家主席が出席予定の第2回中国-中央アジアサミットの開催地でもあり、首脳レベルの対話と並行して、メディアを通じた交流も進めていく狙いがうかがえます。
12作品が中央アジア5カ国の主要局で放送
今回のショーケースと連動して、CMGのプレミア番組12作品が、中央アジアの複数の国で放送されています。放送するのはいずれも、各国の主要な全国放送局です。
対象となっている国は次の5カ国です。
- カザフスタン
- キルギス
- タジキスタン
- トルクメニスタン
- ウズベキスタン
中国発の映像コンテンツが、中央アジア全体の視聴者に向けて同時期に届けられることで、地域をまたいだ共通の話題づくりにもつながりそうです。
各国メディアと文化関係者がビデオメッセージ
ショーケースの開始を記念する式典では、CMG総裁のShen Haixiong氏、中国の駐カザフスタン大使Han Chunlin氏に加え、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンのメディア機関トップや文化分野の代表が、ビデオメッセージを通じてあいさつしました。
各国の関係者が画面越しに一堂に会し、メディアや文化の交流を通じて結び付きを強めていく姿勢を示した点も、今回のショーケースの特徴と言えます。
習近平国家主席が強調する「信頼できる隣人」
Shen氏は式典で、習近平国家主席のメッセージを紹介しました。習主席は、中国は中央アジア諸国にとって「常に信頼できる、頼りになる良き隣人であり、良きパートナー、良き友人、良き兄弟であり続けてきた」と強調してきたといいます。
さらにShen氏によると、習主席は、中国と中央アジアが「より緊密な、共同の未来を分かち合う共同体」を築くために、新たな原動力を注ぎ込むことの必要性も指摘しています。今回のプレミア番組ショーケースは、そのための文化・メディア面での具体的な一歩と位置づけることができそうです。
映像コンテンツが開く中国・中央アジアの新しい接点
政治や安全保障、経済協力といったハードなテーマが注目されがちな国際ニュースの中で、映像や文化を通じた取り組みは、人々の日常に近いところから関係を築いていく試みです。今回のCMGのショーケースも、そうした動きの一つだと言えます。
12本の番組が中央アジア5カ国のテレビ画面を通じて共有されることで、視聴者は互いの社会や価値観に触れる機会を広げることができます。遠く離れた地域どうしが、同じコンテンツを見て感じたことを語り合う――そんな地道な積み重ねが、長期的な信頼関係づくりの土台になる可能性があります。
日本語で国際ニュースを追う私たちにとっても、中国と中央アジアの間でいま何が語られ、どのように発信されているのかに注目することは、自分たちの視野を少し広げるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








