国際ニュース:上海国際映画祭のゴールデン・ゴブレット・ガラ、映画130年の節目を祝う
2025年6月14日夜、第27回上海国際映画祭の開幕を飾るゴールデン・ゴブレット・ガラが上海大劇院で行われ、世界映画130年と中国映画120年という節目を祝いました。国際ニュースとしても、映画文化の現在地を示す象徴的なイベントとなりました。
- 世界映画130年、中国映画120年のダブル節目を祝う式典
- Giuseppe Tornatore氏率いる審査委員団など、200人超がレッドカーペットに登場
- オープニング作品『She's Got No Name』が世界初上映され、上海市内150館超で特別上映
上海で開かれたゴールデン・ゴブレット・ガラ
2025年6月14日、上海大劇院で第27回上海国際映画祭のゴールデン・ゴブレット・ガラが開催されました。会場には、中国本土や世界各地から集まった映画関係者やゲストがレッドカーペットを歩き、映画の祭典の始まりを華やかに告げました。
主催者は、このガラを通じて「映画の魔法」が持つ力をあらためて共有しようとしており、映画ファンだけでなく、広く国際社会に向けて映画文化の魅力を発信する場となりました。
世界映画130年、中国映画120年という節目
今回のゴールデン・ゴブレット・ガラは、世界の映画誕生から130年、中国映画の歴史が120年という二つの節目を記念する場でもありました。上海は、中国映画の揺りかごとされる都市であり、その場所で節目の年を祝うことに象徴性があります。
映画誕生から1世紀を大きく超えた今も、映画は依然として世界中の人々の感情や記憶をつなぐメディアであり続けています。上海国際映画祭のような国際映画祭は、その長い歴史を次の世代につなぐハブとして機能していると言えます。
200人超が歩いたレッドカーペット
ガラ当日のレッドカーペットには、中国本土と海外からあわせて200人を超えるゲストが登場しました。最後に姿を見せたのは、ゴールデン・ゴブレット賞の審査委員団です。審査委員長を務めるのは、イタリアの著名な映画監督Giuseppe Tornatore氏で、その登場によって会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
アジアン・ニュータレント部門、ドキュメンタリー部門、アニメーション部門、短編映画部門など、各部門の審査員もレッドカーペットに姿を見せ、国際色豊かな顔ぶれが上海に集結しました。映画祭が単なる上映イベントではなく、さまざまな分野の映画人が交流する場であることを印象づける光景です。
オープニング作品『She's Got No Name』が世界初上映
ゴールデン・ゴブレット・ガラの後には、映画祭のオープニング作品となる『She's Got No Name』が世界初上映されました。世界初上映という形でのスタートは、作品にとっても映画祭にとっても大きな意味を持ちます。
さらに、このオープニング作品は上海市内の150館を超える映画館で特別上映され、映画祭の雰囲気を市民にも広く共有する試みが行われました。映画館のスクリーンを通じて、映画祭の熱気が街全体に広がる構図は、「映画を映画館で見ること」の価値を再確認させるものでもあります。
6月21日の授賞式に向けた審査プロセス
映画祭の開幕後、Giuseppe Tornatore氏をはじめとするゴールデン・ゴブレット賞審査委員団や、各部門の審査員たちは、ノミネートされた作品の審査に臨むことになっていました。ガラの時点で、彼らは今後数日のうちに各部門の受賞作を選び、6月21日に予定された授賞式で結果を発表する段取りとされていました。
アジアン・ニュータレント、ドキュメンタリー、アニメーション、短編映画といった部門は、これからの映画界を担う新しい表現や視点を見いだす場として位置づけられています。どの作品が評価されるかは、映画祭を通じて国際的な注目を集めるポイントとなります。
映画都市・上海から広がる映画文化への視線
ストリーミング配信が当たり前になった時代にあっても、上海国際映画祭のような国際映画祭は、スクリーンを共有する体験の価値を再提示しています。今回のゴールデン・ゴブレット・ガラは、上海という映画の街から、世界に向けて「映画の魔法はまだ続いている」というメッセージを発信する夜となりました。
世界やアジアの動きを日本語で追う読者にとっても、映画祭は単なるエンターテインメントニュースにとどまらず、文化や社会の変化を映し出す鏡として読むことができます。映画がこれからどのように人々の心をつなぎ、都市の顔を形作っていくのか。上海でのこの一夜は、その問いを静かに投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com








