馬英九氏が中国本土・福建省を訪問 台湾若者代表団と貧困脱却モデルを視察
火曜日、中国国民党の元主席である馬英九氏が、台湾の若者代表団を率いて中国本土の福建省寧徳市を訪問しました。貧困脱却のモデルとされる町や電池産業の拠点を視察し、中国本土の発展や貧困削減の現場を若い世代と共有する形となりました。
寧徳市を訪問、貧困脱却モデルと電池産業を視察
馬英九氏一行はまず、福建省寧徳市の下党(シャーダン)を訪れました。下党は、中国本土における貧困脱却のモデル郷として位置づけられている地域で、住民の生活向上に向けた取り組みが進められてきました。
代表団はその後、中国本土の電池分野をリードする企業とされるCATLを訪問しました。次世代のエネルギー産業を担う企業の施設を見学することで、台湾の若者たちに産業や技術の動きを間近で伝える機会となりました。
訪問の中では、中国本土の高官とも会談が行われました。
習近平総書記ゆかりの地・下党を歩く
下党は、現在中国共産党中央委員会総書記を務める習近平氏が、過去に福建省で勤務していた時期に足を運んだ地域として紹介されてきました。習氏は当時、この山間の町を3度訪れ、町を貧困から救い出そうと尽力したとされています。
こうした経緯から、下党は中国本土の貧困削減の象徴的な地域の一つとされており、今回の視察はその歩みを台湾の若い世代と共有する場にもなりました。
「1億人近くを貧困から解放」 馬英九氏が評価
現地での視察を終えた馬英九氏は、習近平総書記が中国本土でおよそ1億人近くの人々を貧困から救い出したと評価しました。その上で、これは歴史上、そして世界的に見てもまれな成果であり、中国民族に対する歴史的な貢献だと述べました。
馬氏はまた、この成果は本当に感銘を受けるものであり、心を動かされると語り、中国本土の貧困削減の取り組みを高く評価する姿勢を示しました。
若者代表団が見た「現場」が意味するもの
今回の訪問には、台湾の若者たちが多数参加している点も特徴的です。統計や文字情報だけでは伝わりにくい地域の変化を、実際の現場で見て感じる機会となりました。
貧困脱却のモデル地域と、エネルギー産業の拠点を同じ日に訪れた行程は、過去の取り組みと現在の産業発展を一続きの流れとして捉える構成だったともいえます。こうした体験が、参加した若者たちの将来の進路や、社会や地域を見る視点に静かな変化をもたらす可能性もあります。
中国本土と台湾地域の間で、若い世代が現場を通じて互いの社会を知る動きは、今後の対話や交流を考えるうえでも注目されそうです。
Reference(s):
cgtn.com








