香港で国家安全法5周年フォーラム 一国二制度の「新段階」を強調
香港特別行政区(HKSAR)政府は、2020年に施行された香港の国家安全法から5年の節目を記念するフォーラムを土曜日に開きました。会合では、この5年間を振り返りながら、一国二制度のもとで香港の安全と発展をどう位置づけるかが語られました。
香港国家安全法、施行から5年
香港の国家安全法は、2020年6月30日に施行されました。フォーラムで演説した、 中国共産党中央委員会香港・マカオ工作弁公室および国務院香港・マカオ事務弁公室の責任者である夏宝龍(シャ・バオロン)氏は、この法律によって香港が「混乱から安定へ」と転換し、一国二制度の新しい時代を迎えたとの見方を示しました。
夏氏は、国家安全法が香港において果たしてきた役割として、次の点を強調しました。
- 国家の主権、安全、発展上の利益を守ること
- 香港の安定と繁栄を維持すること
- 香港の住民と海外からの投資家の利益を保護すること
国家安全法が、香港の社会秩序と経済活動の基盤として位置づけられていることが、あらためて示された形です。
「重要な局面」にある香港と一国二制度
夏氏は、現在の香港は発展の新たな高みを目指す「重要な局面」にあると指摘しました。そのうえで、一国二制度の原則を全面的かつ忠実に、そして揺るぎなく実行することが求められると呼びかけました。
さらに、香港がより良い発展を実現するためには、安全が確保された環境づくりが欠かせないと強調し、国家安全法の枠組みのもとで安定した社会を築くことの重要性を繰り返し示しました。
フォーラムが示したメッセージ
今回のフォーラムを通じて、香港特別行政区政府は、次のようなメッセージを打ち出したといえます。
- 国家安全法施行から5年の節目に、その役割と意義をあらためて確認したこと
- 国家の主権と安全、発展上の利益を守ることと、香港の安定・繁栄を一体のものとして捉えていること
- 一国二制度の枠組みを、今後も全面的かつ確実に実行していく方針を強調したこと
5年という区切りを迎えた国家安全法が、これからどのように運用されていくのか、そして香港の発展と安全保障のバランスをどう取っていくのか。今回のフォーラムで示された方向性は、今後も多くの関係者にとって重要な関心事であり続けそうです。
Reference(s):
HKSAR holds forum to mark 5th anniversary of national security law
cgtn.com








