中国で大雨と高温の警報 南西部は豪雨、北部は猛暑に警戒
中国本土では、中国国家気象センター(NMC)が火曜日に大雨警報と高温警報を同時に発表しました。四川省や貴州省など南西部では豪雨のおそれがあるとされる一方、北京や天津など北部では高温が続くと見込まれています。
中国国家気象センターが「雨」と「暑さ」に同時警戒
中国国家気象センター(NMC)は火曜日、中国本土の一部地域を対象に、大雨と高温の両方に注意を促す気象情報を出しました。南西部を中心に激しい雨が予想される一方で、北部では気温が高い状態が続くとされています。
甘粛・陝西から四川・貴州・湖南まで 広がる大雨警報
NMCは同日午前6時、大雨に関する「青色」警報を継続しました。発表によると、この警報は翌日の水曜日午前8時まで続く見通しとされています。
対象となるのは、北西部の甘粛省と陝西省、南西部の四川省、貴州省、雲南省、Xizang自治区、そして中部の湖南省などです。これらの地域では、大雨に加えて、雷を伴う激しい雨や強い風といった「激しい対流性の天候」が一部で発生すると予測されています。
対流性の天候とは、上昇気流が強まることで急に発生する雷雨や突風などを指し、短時間で状況が悪化するのが特徴です。
北京・天津など北部では高温に注意
一方で、北部の北京や天津などでは、高温への警戒が呼びかけられています。日中の気温が高い状態が続くとされ、屋外で長時間過ごす人や通勤・通学の時間帯には、体調管理への配慮が求められます。
高温の状況では、熱中症を防ぐために次のような点が重要になります。
- のどが渇く前から、こまめに水分と適度な塩分を補給する
- 直射日光を避け、帽子や日傘などで体への負担を減らす
- 無理な運動や長時間の屋外作業を控える
- 冷房設備を適切に使い、室内の温度と湿度を調整する
大雨と高温が同時に起きるリスク
大雨と高温が同時に発生すると、社会や経済への影響が複合的に現れる可能性があります。今回のような状況では、次のようなリスクが想定されます。
- 交通への影響:豪雨による道路冠水や土砂崩れで、道路や鉄道の運行に乱れが生じるおそれ
- 農業への影響:強い雨による農地の浸水や、連日の高温による作物への負担
- 都市生活への影響:エアコン使用増加による電力需要の上昇や、屋外で働く人の健康リスク
こうした「雨」と「暑さ」のダブルリスクは、地域ごとのインフラ整備や防災計画のあり方をあらためて考えさせるものでもあります。
現地の備えと、日本への示唆
今回のNMCの発表は、中国本土の広い範囲で極端な気象への警戒が続いていることを示しています。現地では、自治体や住民が最新の気象情報を確認しながら、状況に応じた避難や行動の判断を行うことが求められます。
気象警報が出た際には、次のような基本的な備えが有効だと考えられます。
- 気象当局や自治体など、公的機関の発表する情報を優先して確認する
- 川沿いの低地や斜面など、自宅や職場周辺のリスクの高い場所を把握しておく
- 大雨が予想される場合は、早めの帰宅や在宅勤務など、行動計画を前倒しで検討する
- 家族や職場で、連絡手段や集合場所などを事前に話し合っておく
日本も豪雨や猛暑にたびたび見舞われており、中国本土の動きは決して遠い話ではありません。近隣地域の気象ニュースを追うことは、東アジア全体の気象リスクを理解し、自分たちの防災や暮らし方を見直すヒントにもなります。
Reference(s):
cgtn.com








