中国、対米管理対象品目の輸出申請を審査・承認へ 米国は制限措置撤廃
中国と米国の経済・貿易チームが、今年6月の首脳電話会談やジュネーブ・ロンドンでの協議を踏まえ、中国から米国への管理対象品目の輸出と制限措置の見直しについて、具体的な実施枠組みの詳細を確認しました。中国は条件を満たす品目の輸出申請を法令に基づき審査・承認し、米国は中国に課してきた一連の制限措置を撤廃するとしています。
首脳電話会談とジュネーブ協議の合意を具体化
中国商務省の報道官によると、中国と米国の経済・貿易チームは、今年6月5日に行われた両国首脳の電話会談で得られた重要な共通認識と、その後ジュネーブで実施された経済・貿易協議の成果を踏まえ、その実施枠組みに関する詳細を最近あらためて確認しました。
ロンドン協議後も続く「緊密なコミュニケーション」
報道官は、6月9日から10日にかけてロンドンで行われた経済・貿易協議の後も、両国は緊密なコミュニケーションを維持してきたと説明しました。今回の詳細確認は、そうした継続的な対話の一環と位置づけられます。
中国は管理対象品目の輸出を審査・承認、米国は制限措置を撤廃へ
中国側は、法律に基づき、条件を満たす管理対象品目の対米輸出申請を審査し、適格と判断した案件について輸出を承認すると表明しました。これに対応して、米国側は中国に対して実施してきた一連の制限措置を取り消すとしています。
- 中国:対米輸出申請を法令に則って個別に審査し、適格な管理対象品目について輸出を認める
- 米国:中国に課してきた関連の制限措置を順次撤廃する
今回伝えられた情報の範囲では、どのような品目が具体的に対象となるのかといった詳細は示されていませんが、輸出管理の運用をめぐる両国の歩み寄りとして注目されます。
経済・貿易協議メカニズムへの期待
商務省の報道官は、中国として、米国が今後も中国・米国の経済・貿易協議メカニズムの役割をさらに発揮し続けることへの期待を示しました。そのうえで、次のような方向性が強調されています。
- 相互理解を継続的に高める
- 誤解や行き違いを減らす
- 協力を強化し、対立を避ける
- 中国と米国の経済・貿易関係の健全で安定的かつ持続可能な発展を促進する
国際ニュースとしての注目点
中国と米国の経済・貿易関係は、世界のサプライチェーンや金融市場に直接影響を与えるため、輸出管理や制限措置をめぐる動きは各国・地域の企業や投資家にとっても重要な国際ニュースです。
一方で、輸出管理は、安全保障と経済活動のバランスをどのように取るかという難しい課題を常に伴います。どこまで協力を進め、どこからは慎重な管理を続けるのか。今回の合意の運用がどのように進むのかは、今後の中国・米国関係の方向性を見極めるうえで一つの試金石となりそうです。
Reference(s):
China to approve applications for export of controlled items to U.S.
cgtn.com








