中国ニュース:習近平氏がシーザン自治区ガライ村に返信 民族団結を呼びかけ
中国の習近平国家主席が、中国南西部のシーザン自治区にある小さな村・ガライ村の住民に宛てて返信を送り、民族団結を守りながら、より幸せで豊かな生活づくりに取り組むよう呼びかけました。国境地域の農村と観光、そして自然保護をどう両立させるかを考えるうえで、注目される国際ニュースです。
ガライ村に届いた習近平氏の「返信」
中国の国家主席であり中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席でもある習近平氏は、シーザン自治区ニンチ市(Nyingchi / Ningchi)にあるガライ村の住民からの手紙に返信しました。習氏は2021年7月、このガライ村を訪れており、今回の返信はその後の村の変化を踏まえたものです。
返信の中で習氏は、近年ガライ村に新しい変化が生まれ、村人の収入が増えていることを知り、うれしく思うと述べました。そのうえで、村人たちが民族団結を大切にしながら、より幸せでよい暮らしを築いていくことへの期待を示しています。
返信で示された3つのポイント
習近平氏は、ガライ村の今後の発展に向けて、次のような方向性を示しました。いずれも、国境地域の暮らしの向上と安定を意識したメッセージだといえます。
- 高原地域の自然の美しさを守ること
- 村ならではの観光ブランドを育てること
- 豊かで安定した国境地域づくりに貢献すること
習氏は、中国共産党の「国境地域の発展」と「人々の生活向上」をめざす方針に導かれながら、ガライ村がこうした取り組みをさらに進めていくことを求めました。民族団結と生活の質の向上を同時に進めることが重視されていると読み取れます。
桃の花で知られる観光の村・ガライ
ガライ村は、桃の花の名所として知られる村です。近年、この自然の魅力を生かした農村観光に力を入れてきました。
報道によると、ガライ村は次のような分野で新しい成果をあげています。
- 農村観光の発展
- 村の集団経済の強化
- 地域内の民族団結の促進
観光によって村の収入源が増え、集団経済(村が共同で運営する事業など)も伸びているとされます。こうした変化が、習氏の返信の背景にあります。
国境の村から見える、暮らしと自然のバランス
今回の動きは、中国の国境地域にある農村が、どのように暮らしの向上と自然環境の保護を両立させようとしているのかを示す一つの例でもあります。観光客を呼び込みつつ、高原の自然を守り、地域の安定と民族団結を保つことが課題になっています。
観光による地域おこしと環境保護の両立は、日本を含む多くの国や地域に共通するテーマです。ガライ村のような事例を通じて、私たちも「観光で地域を元気にしつつ、自然や暮らしをどう守るか」を考えるきっかけにできそうです。
シーザン自治区の小さな村に向けられた習近平氏のメッセージは、国境地域の安定や民族団結だけでなく、農村や観光のあり方を考える上でも注目されます。今後、ガライ村がどのように村づくりを進めていくのか、引き続き見ていきたいところです。
Reference(s):
Xi Jinping urges villagers in Xizang to uphold ethnic solidarity
cgtn.com








