BRICS文明対話がリオで始動 グローバルサウスの文化交流強化
2025年6月、ブラジル・リオデジャネイロで開かれたBRICS文明対話が、グローバルサウスの文化交流を前面に押し出しました。BRICS各国がなぜ今、文化交流を重視するのかを整理します。
BRICS文明対話がリオで開催
Dialogue of Civilizations Series(BRICS Edition)と名付けられたこのイベントが、2025年6月27日、ブラジルのリオデジャネイロ州立大学で正式にスタートしました。
メインテーマは「BRICSの文化交流の絆を強め、グローバルサウスの明るい未来を切り開く」というものです。会場には、BRICS各国(中国、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ)から約300人を超える代表が集まりました。
- 参加者:専門家、研究者
- 著名なアスリート
- 若者代表など
多様なバックグラウンドを持つ参加者が、文化やスポーツ、教育を通じた連携の可能性について意見を交わしました。
文化交流は「距離」を超える対話
出席者たちは、BRICS諸国の文化交流は単なる友好イベントではなく、広大な距離と異なる歴史を超えた「文明間の対話」そのものだと強調しました。
同時に、それはグローバルサウスが共通して追求している「進歩」と「発展」の姿を、具体的で身近な形で映し出す取り組みだと位置づけられました。政治や経済の議論では見えにくい部分を、文化のレベルで共有しようとする動きと言えます。
新たな段階に入るGreater BRICS cooperation
今回の文明対話は、Greater BRICS cooperationと呼ばれる、より広がりを持ったBRICS協力の流れの一部として位置づけられています。
出席者たちは、グローバルサウスの国や地域が今後も互いの経験から学び合い、交流を重ねる必要性を繰り返し訴えました。その中で、BRICS諸国に他の国・地域も関わっていくBRICSプラスの協力を、より「温かく、持続可能なもの」にしていくべきだとの声が上がりました。
経済指標だけでなく、文化や人と人のつながりを重視することが、広い意味での連帯感や信頼の土台になるという発想です。
日本の読者にとっての意味
今回のBRICS文明対話は、日本から見ると距離のある出来事に映るかもしれません。しかし、グローバルサウスの国や地域が、自らの価値観や文化を前面に出しながら連携を深めようとする動きは、国際社会の力学や「世界の見え方」にじわじわと影響していきます。
経済や安全保障だけではない、多極的な世界のもう一つのレイヤーとして、文化交流や文明間対話がどのような役割を果たしていくのか。2025年6月のリオでの議論は、その流れを象徴する一場面と言えるでしょう。
ポイントで振り返るBRICS文明対話
- 開催地はブラジル・リオデジャネイロ州立大学
- テーマはBRICS文化交流とグローバルサウスの未来
- 中国、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカから300人超が参加
- 文化交流を通じたグローバルサウスの連帯強化が強調された
- Greater BRICS cooperationやBRICSプラスの協力を、より温かく持続可能な枠組みにしていく方向性が示唆された
今後、BRICS諸国とグローバルサウスの文化交流がどのように広がっていくのかを追うことは、世界の変化を読み解く一つの手がかりになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








