中国南西部・貴州省で豪雨 4万人超避難、最高レベル洪水対応を解除 video poster
中国南西部・貴州省で豪雨 榕江県の最高レベル洪水対応が解除
中国南西部の貴州省榕江県で続いていた豪雨と洪水について、現地当局は日曜日午前10時、発令していた最高レベルの非常時洪水対応を終了しました。2025年6月18日以降の激しい雨で、同省と周辺の省では深刻な浸水被害が広がっていました。
6月18日から続いた豪雨 榕江県が最も大きな被害
地元当局によると、貴州省と中国南西部の周辺省は、6月18日以降の豪雨に見舞われ、各地で洪水が発生しました。その中でも、榕江県は最も大きな影響を受けた地域とされています。
地域を7エリアに区分し、4万人超を高台へ避難
榕江県では、当局が被災地域を7つの洪水影響エリアに区分し、住民を高台などの安全な場所へと誘導しました。国際メディアCGTNの取材に対し、現地の担当者は、土曜日午後6時の時点で4万人以上の住民が避難を完了していたと明らかにしています。
洪水リスクが高まる中で、エリアごとの危険度を把握しながら避難を進めたことが、住民の安全確保を優先した対応だったといえます。
土曜日に再び大規模洪水 最高レベル対応を一時再発動
一方で、土曜日には榕江県で再び激しい洪水が発生し、当局は同日午後0時30分から最高レベルの非常時洪水対応を再び発動しました。状況の悪化を受け、現場では警戒レベルを引き上げる判断が続きました。
その後、豪雨が収まり、水位も落ち着きを見せたことから、日曜日午前10時に最高レベルの対応は解除されました。短期間のうちに警報の発動と解除が行われたことは、現場の状況を細かく監視しながら柔軟に対応を切り替えた動きともいえます。
中央予算から2億元 緊急対応と復旧を後押し
洪水被害を受けて、中国中央政府も財政面での支援を強めています。National Development and Reform Commissionによると、貴州省の豪雨被災地を支援するため、中央予算から新たに1億元(約1,396万ドル)が拠出されました。これにより、同省向けの支援総額は2億元に達しました。
この資金は、緊急対応と復旧に向けた取り組みを支えるために充てられるとされています。
迅速な対応と今後の視点
今回の一連の対応では、
- 危険エリアの早期区分
- 4万人超におよぶ大規模な避難
- 現地の対応と中央からの財政支援の組み合わせ
といった点が目立ちます。豪雨や洪水のリスクが高まる場面で、住民をいかに早く安全な場所へ移し、その後の生活をどのように支えるかは、多くの国や地域が直面する課題でもあります。
中国南西部での今回のケースは、大規模災害への備えや、中央と地方の連携のあり方を考えるうえで、ニュースを追う私たちにとっても示唆を与える事例になりそうです。
Reference(s):
Latest: China's rapid response to the flood-hit southwest China
cgtn.com








