中国の青年・学生連合が新指導部 今後5年の方針を確認
中国の若者と学生を代表する全国組織である中華全国青年連合会(All-China Youth Federation)と中華全国学生連合会(All-China Students' Federation)の会合が今年7月初めに開かれ、新たな指導部と今後5年間の方針が決まりました。中国の若者政策と中国の現代化の行方をうかがううえで、注目すべき動きです。
今年7月に開催、過去5年を総括し次の5年を設計
会合は2025年7月2日(水)に開幕し、翌3日(木)に閉幕しました。同時期に開かれた中華全国青年連合会の会議と中華全国学生連合会の大会では、過去5年間の活動が総括されるとともに、今後5年間の事業計画や組織改革の方向性が示されました。
両組織は、活動の重点や改革の課題を明確にし、次の5年に向けたロードマップを描いたとされています。
中華全国青年連合会:シュ・シャオ氏が主席に
中華全国青年連合会の会合では、中国共産主義青年団(Communist Youth League of China)の幹部であるシュ・シャオ(Xu Xiao)氏が、新たな主席(chairperson)に選出されました。
若者政策に関わる要職を務める人物が青年連合会のトップに就いたことで、今後5年間の活動でも、組織改革やイノベーション(革新)を進める姿勢が強調されると見られます。
中華全国学生連合会:198団体で新委員会、北京大学が議長役
中華全国学生連合会の大会では、198の学生団体からなる新しい委員会が選出されました。その中で、北京大学の学生会が連合会を取りまとめる議長役にあたるポジションを担うことになりました。
中国有数の名門大学である北京大学の学生組織が議長役を務めることで、全国の多様な学生団体をどうつなぐのかが注目されます。
若者に求められた「歴史的使命」と中国現代化
今回の会合では、中国の若者や学生に対し、次のような呼びかけが行われました。
- 揺るがない理想と信念を持つこと
- 国への責任感を育てること
- 自らの歴史的使命を自覚すること
- 中国の現代化に貢献するよう努力すること
中国の現代化への貢献を明確に掲げた点は、今後も若者や学生が、科学技術、産業、社会課題の解決などさまざまな分野で役割を果たすことを期待しているメッセージだといえます。
日本の読者が押さえておきたいポイント
中国の青年・学生組織の人事や方針は、日本からは見えにくいテーマですが、アジアや国際情勢を考えるうえで、次のような意味を持ちます。
- 若者政策の方向性:今後5年間の計画は、中国の教育・雇用・社会参加に関する取り組みとどのように連動するのか。
- 次世代リーダーの育成:青年連合会や学生連合会の活動を通じて、どのような価値観やスキルを持つ人材が育っていくのか。
- 中国の現代化戦略との関係:中国の現代化において、若者や学生にどの程度の役割が期待されているのか。
こうした視点を持つことで、中国の若者や学生が自国の将来をどう支えようとしているのかを、日本語で丁寧に追いかけることができます。
Reference(s):
China's youth and students' federations elect new leadership
cgtn.com








