中国とガーナ外交関係65周年 外相が祝意、戦略的パートナーシップ強化へ
中国とガーナ、外交関係樹立65周年を祝う
中国とガーナの外相が外交関係樹立65周年を記念して祝意を交わし、今後も戦略的パートナーシップを発展させていく意思を確認しました。本記事では、このニュースのポイントと背景を日本語で整理します。
土曜日に両国外相が祝電を交換
中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は土曜日、ガーナのサミュエル・オクズエト・アブラクワ外相と、両国の外交関係樹立65周年を祝うメッセージを交わしました。
王外相は、中国共産党中央委員会政治局のメンバーとしての立場にも触れながら、ガーナがサブサハラ・アフリカの中で、比較的早い時期に中国と外交関係を樹立した国の一つであることを改めて強調しました。
65年間で育まれた「安定した関係」
王外相は、この65年の間に中国とガーナの関係が「健全かつ安定的」に発展してきたと評価しました。その内容として、次の3点を挙げています。
- 政治面での相互信頼が着実に深まってきたこと
- さまざまな分野での実務協力が成果を上げてきたこと
- 国際問題において緊密に連携してきたこと
ガーナはアフリカ西部の産業・物流の拠点として位置づけられており、中国とガーナの協力は、両国だけでなく地域全体の安定と発展にも影響を与える関係だといえます。
「戦略的パートナーシップ」を次の段階へ
王外相は、65周年という節目をきっかけに、中国・ガーナの戦略的パートナーシップをさらに高いレベルへ発展させたいと述べました。「戦略的パートナーシップ」とは、単なる貿易や投資の関係を超え、政治、安全保障、経済、人的交流など、幅広い分野で長期的な協力を行う枠組みを指します。
具体的な新しいプロジェクトには今回触れられていませんが、双方が「節目の年をテコにして関係を強化する」という姿勢を示したことは、中国とアフリカ諸国との関係の流れの中で見ると、重要なメッセージと捉えることができます。
ガーナ側が示した「感謝」と「期待」
アブラクワ外相は、中国が長年にわたりガーナの社会経済発展を支援してきたことに対し、感謝の意を表明しました。インフラ整備や産業育成、人材交流など、ガーナの成長を支える分野で中国の協力が続いてきたことを念頭に置いた発言だとみられます。
そのうえでガーナ側は、中国とともにガーナ・中国の戦略的パートナーシップの継続的な発展を図りたいとの考えを示しました。つまり、これまでの協力を「一区切り」とするのではなく、今後も拡大・深化させていく方針です。
日本の読者にとっての意味
中国とガーナの外交関係65周年は、一見すると日本からは遠いニュースに見えるかもしれません。しかし、いくつかの点で日本にとっても無関係ではありません。
- アフリカにおける中国の存在感や協力のあり方を知る手がかりになる
- 資源・エネルギー、インフラ、スタートアップなど、アフリカ市場をめぐる国際的な動きの一端が見える
- 多国間協力や国連などの場で、中国とアフリカ諸国がどう連携するかを理解する材料になる
国際ニュースを追ううえでは、「どの国とどの国が、どのような節目で何を確認したのか」という視点を持つことで、世界の動きを立体的に捉えやすくなります。今回の中国・ガーナの65周年も、その一つの事例として押さえておく価値があるでしょう。
これから注目したいポイント
今後しばらくの間、中国とガーナの動きを見る際には、次のような点に注目するとよさそうです。
- 65周年を機に、新たな共同プロジェクトや投資案件が発表されるか
- 国連などの国際場裏で、中国とガーナがどのようなテーマで協調していくのか
- 教育・文化交流や人材育成など、「人と人」のつながりがどの程度広がるか
中国とガーナの関係は、アフリカと世界の関係を読み解く一つの窓でもあります。節目の65周年をきっかけに、その動きに少し目を向けてみると、国際ニュースがぐっと立体的に見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








