台風ダーナスで中国が黄色警報 台湾海峡経て東シナ海へ
中国の国家気象当局は日曜日、台風「ダーナス」に対する黄色警報を更新しました。南部の広い範囲や台湾海峡、東シナ海などで、強風と大雨への警戒が高まっています。
台風ダーナスで中国が黄色警報を継続
中国の国営観測機関である国家気象センター(National Meteorological Center、NMC)は日曜日、台風「ダーナス」に対して黄色警報を出し続けると発表しました。これは、中国南部の地域で今後も強い風と激しい雨が予想されているためです。
NMCによると、日曜日の午前5時の時点で、台風ダーナスは北緯21.3度、東経118.1度付近に位置し、時速10~15キロで北東方向へ移動しながら、勢力を強めています。
進路:台湾海峡を北上し東シナ海へ
最新の予報では、台風ダーナスは日曜日の夜から月曜日の朝にかけて台湾海峡を南から北へ通過し、その過程で台湾西岸をかすめるか、あるいは上陸する可能性があるとされています。
その後、月曜日には台風が東シナ海に進み、中国本土の福建省北部から浙江省中南部の沿岸部に接近する見通しです。進路にあたる海域と沿岸部では、風雨が一段と強まる恐れがあります。
予想される影響:暴風・大雨・高波
NMCは、日曜日午前8時から月曜日午前8時にかけて、次の海域と沿岸で強い風(強風・暴風)が吹くと予測しています。
- 南シナ海の一部
- 台湾海峡
- 台湾東方沖の海域
- バシー海峡
- 東シナ海の一部
- 広東省・福建省・浙江省の沿岸部
- 台湾島周辺の沿岸部
同じ時間帯に、大雨から局地的な豪雨が見込まれている地域は次の通りです。
- 浙江省南東部
- 福建省北東部
- 台湾島の広い範囲
台湾の一部では、降水量が最大で230ミリに達する極端な豪雨となる可能性も指摘されています。
さらに国家海洋環境予報センターによると、日曜日正午から月曜日正午にかけて、台湾島周辺海域や南シナ海、福建・広東・浙江の沿岸海域で高波が発生すると予測されています。沿岸部の漁業や海上輸送では、十分な安全対策が求められます。
中国の台風警報「黄色」の意味
中国には、台風に対して4段階の色分け警報システムがあります。
- 赤:最も深刻な危険レベル
- オレンジ:赤に次ぐ高い危険レベル
- 黄色:中程度だが要警戒のレベル
- 青:比較的低いレベル
今回発表されている黄色警報は、上から3番目の段階にあたります。最大級ではないものの、進路に近い地域では強風や土砂災害、河川の増水に注意が必要な状況といえます。
日本の読者にとっての意味:隣国の天気は「遠い話」ではない
今回の台風ダーナスは、中国南部や台湾海峡、東シナ海といった、日本とも経済・物流でつながりの深い海域に影響を与える見通しです。
- 海上輸送や航空路の乱れを通じて、物流スケジュールに影響が出る可能性
- 旅行や出張でこれらの地域を訪れる人にとっての安全確認の重要性
- 頻発する極端な気象現象をどう受けとめ、防災意識を高めていくかという課題
日本から見ると「海外の台風情報」のように思えますが、東アジア全体で連動する気象リスクとして捉えることで、自分たちの暮らしやビジネスにどんな影響がありうるのかを考えるきっかけにもなります。
今後の進路や警報の更新については、現地当局の発表をフォローしつつ、必要に応じて最新情報を確認することが重要です。
Reference(s):
cgtn.com








