FIBA U19バスケW杯:中国がヨルダン下し初勝利
スイス・ローザンヌで開催中のFIBA U19バスケットボール・ワールドカップで、中国代表がヨルダン代表との順位決定戦に97-78で勝利し、開幕からの5連敗を止めて今大会初白星を挙げました。司令塔のYang Yi選手が大会新記録となる17アシストでチームをけん引しています。
FIBA U19バスケットボール・ワールドカップで中国が初勝利
2025年にスイス・ローザンヌで行われているFIBA U19バスケットボール・ワールドカップで、中国代表はヨルダン代表との順位決定戦に臨みました。試合は97-78で中国が勝利し、これまでの5連敗からようやく抜け出しました。
この一戦は、最終順位を争ううえで重要な意味を持つ「順位決定戦」です。苦しい流れが続いていた中国にとって、内容と結果の両面で自信を取り戻すゲームとなりました。
司令塔Yang Yiが17アシスト、新記録を樹立
中国は、負傷したZhu Zheng選手に代えてYang Yi選手を先発ポイントガードに抜てきしました。Yang選手はフィールドゴールこそ5本すべて外したものの、味方を生かすパスワークで17アシストを記録し、チーム全員をオフェンスに巻き込みました。
この17アシストは、FIBA U19バスケットボール・ワールドカップにおける1試合最多アシストの新記録となりました。自ら得点を重ねるのではなく、仲間を生かすことで試合をコントロールした「ゲームメーク型」の司令塔ぶりが際立ちました。
第3クオーターまで主導権、追い上げ許すも危なげなく逃げ切り
中国は第1クオーターからリードを奪い、その後も主導権を維持しました。第3クオーター終了時点でスコアは81-54と、中国が大きく引き離す展開になりました。Yang選手のゲームメークが機能し、オフェンスがリズム良く回ったことがこのリードにつながりました。
第4クオーターに入ると、ヨルダンが反撃し点差を8点まで縮める場面もありましたが、中国は落ち着いて試合を運び、最終的に97-78で勝利を収めました。終盤の揺さぶりにも崩れなかった点は、若いチームにとって大きな収穫といえます。
ベンチからの得点源、4人が2桁得点
この試合では、中国のベンチメンバーが大きな役割を果たしました。チームとして4人が2桁得点をマークし、特にベンチから出場したZhang Boyuan選手がチーム最多の22得点を挙げています。
同じくベンチスタートのHuan Sinan選手も16得点に加え、5本のブロックショットと守備面でも存在感を発揮しました。先発組では、Chen Jiazheng選手が17得点、Cui Xinquan選手が14得点と、スタメンとベンチがバランスよくスコアした点がチームの厚みを示しています。
5連敗脱出の意味と、次戦カメルーン戦の行方
今大会開幕から5連敗を喫していた中国にとって、このヨルダン戦での勝利は精神面でも大きな一歩となりました。世界大会の舞台でつかんだ1勝は、U19世代の選手たちにとって、今後のキャリアや代表活動に直結する貴重な経験となります。
中国は、ヨルダン戦の翌日にカメルーンと対戦し、その結果によって大会での最終順位が決まることになっています。ヨルダン戦で見せたYang選手のゲームメークと、ベンチ陣の厚みをどこまで維持できるかが、次戦のカギとなりそうです。
アジアの一角として世界のU19世代と競い合う中国代表の戦いぶりは、今後の国際バスケットボールやアジア勢の勢力図を考えるうえでも注目しておきたい動きです。
Reference(s):
China beat Jordan for first win at FIBA U19 Basketball World Cup
cgtn.com








