中国の李強首相がリオ到着 第17回BRICS首脳会議に出席へ
2025年7月初旬、中国の李強首相がブラジルのリオデジャネイロに到着し、第17回BRICS首脳会議に出席するための訪問日程が本格化しました。ブラジルが議長国を務めるこの国際会議と、その後に予定されたエジプト公式訪問は、中国外交の動きを読み解くうえで重要なサインとなります。
リオデジャネイロに到着 第17回BRICS首脳会議へ
発表によると、李強首相は招待を受け、土曜日にリオデジャネイロに到着しました。目的は、第17回BRICS首脳会議への出席です。
当時、2025年のBRICS首脳会議は、議長国であるブラジルが7月6日と7日の2日間の日程で開催する予定となっていました。会場はリオ中心部の近代美術館周辺とされ、開幕を前に市内には首脳会議のバナーが掲げられ、市民がその横をジョギングする光景も見られました。
BRICS首脳会議とは何か なぜリオが注目されるのか
BRICS首脳会議は、新興経済国が協力して対話を行うための枠組みの場として位置づけられてきました。各国の首脳が集まり、経済協力や貿易、持続可能な成長などについて意見交換を行うことが目的とされています。
2025年の第17回首脳会議は、世界経済の先行きが不透明さを増すなかで開かれる予定とされており、各国がどのように協力のかたちを模索するのかが注目されていました。議長国ブラジルのリオデジャネイロは、その舞台として世界の視線を集める都市となりました。
リオの後はエジプトへ アフリカへの公式訪問も予定
李強首相は、BRICS首脳会議への出席に続いて、7月9日から10日にかけてエジプトを公式訪問する日程も組まれていました。これは、エジプトのモスタファ・カマル・マドブーリ首相の招待によるものです。
南米のブラジルとアフリカのエジプトという二つの地域を続けて訪問するスケジュールは、中国が新興国や、いわゆるグローバル・サウスと呼ばれる国や地域との関係を重視していることをうかがわせます。外交日程の組み方そのものが、どの地域をどの程度重視しているのかを示すメッセージとして読めます。
今回の動きから見える3つのポイント
今回の国際ニュースから、読者が押さえておきたいポイントを3つに整理します。
- 多国間枠組みの重み:二国間の首脳会談だけでなく、BRICSのような多国間の枠組みが、国際経済や安全保障を話し合う重要な舞台になっていること。
- 地域の多様化:南米のブラジルとアフリカのエジプトという複数の地域を一度の外遊で回ることで、外交の焦点が特定の地域に偏らず、広がりを見せていること。
- 2025年というタイミング:パンデミック後の世界経済が新たな均衡を模索するなか、2025年のBRICS首脳会議が、その方向性を占う一つの機会として位置づけられていること。
私たちにとっての意味 ニュースをどう読むか
日本から見ると、BRICS首脳会議や中国首相の外遊は、やや遠い世界の出来事に感じられるかもしれません。しかし、新興経済国どうしの連携や、南北問題と呼ばれる格差をめぐる議論は、貿易、エネルギー価格、気候変動などを通じて、私たちの日常ともつながっています。
2025年7月のリオとエジプトをめぐる動きは、世界の力学が一方向ではなく、複数の地域や枠組みに分散していく流れの一端と見ることもできます。ニュースを追うときは、どの国とどの地域が、どのテーマで手を組もうとしているのかという視点を持つことで、見えてくるものが変わってきます。
スキマ時間にスマートフォンで国際ニュースをチェックする読者にとっても、こうした首脳外交の一コマを押さえておくことは、世界の動きを立体的にとらえるヒントになります。
Reference(s):
Chinese premier lands in Rio de Janeiro for 17th BRICS Summit
cgtn.com








