中国とボリビアが外交関係40周年 習主席とアルセ大統領が祝意
中国とボリビアの外交関係樹立から40周年を迎えた今週、中国の習近平国家主席とボリビアのルイス・アルセ大統領が祝電を交わし、両国関係の節目を共に祝いました。国際ニュースとしては小さく見えるかもしれませんが、グローバルサウスの連携や一帯一路構想を理解するうえで重要な動きです。
40年で育った「良き友人・良き兄弟」関係
習近平国家主席はメッセージの中で、中国とボリビアは「良き友人であり、良き兄弟だ」と強調しました。外交関係樹立から40年間、国際情勢が大きく変化する中でも、中国・ボリビア関係は試練に耐えながら、安定した発展を続けてきたとしています。
両国は互いの「核心的利益」や重大な関心事項で一貫して支え合ってきたとされ、政治面での信頼関係の厚さがにじみます。単なる経済パートナーではなく、価値観や立場を共有するパートナーとして位置づけていることがうかがえます。
一帯一路協力の「質の高さ」を強調
習主席は、中国が掲げる「一帯一路」構想を通じた協力が「質の高い」段階に入り、豊かな成果を上げていると述べました。インフラやエネルギー、技術、医療といった分野での協力が、両国の人々の暮らしに根を下ろしつつあるというメッセージです。
習主席はまた、リオデジャネイロで開かれたG20首脳会議の場で、アルセ大統領と実りある会談を行ったことにも言及しました。その際に描いた今後の関係発展の「航路」を改めて確認し、今後も伝統的な友好を受け継ぎ、戦略的パートナーシップを「新たな高み」へ引き上げる意欲を示しています。
ボリビア側は中国の支援と「グローバルサウス」の結束を評価
アルセ大統領は祝電の中で、この40年間、ボリビアと中国は相互尊重と友好的な協力に基づく、堅固な二国間関係を築いてきたと振り返りました。
とくにボリビア側は、インフラ、技術、エネルギー、医療といった分野で中国が提供してきた支援を高く評価しています。同時に、中国がグローバルサウスを結束させ、中国・ラテンアメリカ協力を推進し、より公正で公平かつ包摂的な国際秩序の構築に取り組んでいることを称賛しました。
アルセ大統領は、両国の人々の間にある「兄弟のような友好」をさらに深めていく意思も表明しており、政治・経済だけでなく、人と人とのつながりを重視する姿勢が見て取れます。
なぜ中国・ボリビア40周年が今、注目されるのか
今回のメッセージ交換は、次のような点で国際ニュースとしても意味を持ちます。
- グローバルサウス同士の結束が改めて強調されたこと
- 一帯一路を通じた中国とラテンアメリカの協力が継続・深化していること
- 「より公正で包摂的な国際秩序」という共通のキーワードが示されたこと
大国と中南米の国との関係は、ともすると経済面の数字や資源の話に矮小化されがちですが、今回のやり取りからは「対等なパートナーとして共に歩む」というメッセージが強く打ち出されています。
これからの中国・ボリビア関係をどう見るか
習近平国家主席は、中国・ボリビア関係の発展を重視しており、アルセ大統領とともに伝統的な友好を受け継ぎつつ、戦略的パートナーシップをさらに高めていく考えを示しました。
一方のアルセ大統領も、中国との協力を通じて、自国のインフラ整備や技術・エネルギー・医療分野の発展を加速させたいという姿勢を明確にしています。両国の思惑は重なっており、今後も協力が広がっていく可能性は高いと言えます。
日本の読者にとっても、中国とラテンアメリカ諸国との関係は、世界経済や国際秩序の行方を考えるうえで避けて通れないテーマです。中国とボリビアの外交関係40周年は、その一つの象徴的な節目として位置づけられそうです。
Reference(s):
Xi, Arce exchange congratulations on 40 years of China-Bolivia ties
cgtn.com







