Labubuそっくり?洛陽博物館の2000年前の青銅飾りがバズる video poster
Labubuそっくりの2000年前の青銅飾りが話題に
人気コレクション玩具Labubuにそっくりな古代文物が、洛陽博物館からSNS上に飛び出し話題になっています。丸い顔にとがった耳、どこかとぼけたような表情のこの青銅製の馬具飾り「ダングル」は、およそ2000年前に作られたとされる文化財です。
まるでLabubuの青銅版限定フィギュアのようだ、とネット上で注目が集まり、静かに展示ケースに収まっていたはずのダングルが、一躍「バズり文物」となりました。
困惑する「祖父ダングル」と1500年前の親友コンビ
突然の人気に戸惑う古代の主役ダングル。その物語を引き出す脇役として登場するのが、1500年前の彩色土偶の二人組です。手と手をしっかりつないだポーズで立つこの二体は、まるで「自分たちこそ最強のコンビ」と宣言しているかのような存在感があります。
洛陽博物館では、この二人組が「いつの時代も一番のコンビだよ」と言わんばかりに、困惑顔のダングルにLabubuブームを解説するという、ユーモラスな動画ストーリーが展開されています。古代のキャラクターたちが現代カルチャーを語る構図に、多くの視聴者がくすりと笑い、動画は一気に拡散しました。
ハンフー姿の来館者が「推し文物」と記念撮影
このブームを後押ししているのが、来館者たちの参加型の楽しみ方です。館内では、ハンフーと呼ばれる伝統風の衣装を身にまとった人々が、ダングルや土偶コンビの前に列を作り、自撮りや友人との記念写真を撮影しています。
1500年前の「親友コンビ」と現代の友人同士が同じフレームに収まり、時代を超えた「友情ショット」が次々とSNSに投稿されていきます。こうした写真がさらに話題を呼び、博物館の展示とオンライン上のコミュニケーションが循環する形になっています。
なぜ古代文物とキャラクター玩具の組み合わせが刺さるのか
今回のダングルとLabubuの「そっくり騒動」は、単なる見た目の偶然以上の意味を持っているように見えます。親しみやすいキャラクター玩具との比較によって、古代の文物がぐっと身近に感じられるからです。
さらに、洛陽博物館が打ち出したストーリーは、次のようなポイントで若い世代の心をつかんでいると考えられます。
- 文物にニックネームを付け、「祖父ダングル」のように人格を与えて語ることで、距離が縮まる
- 1500年前の土偶コンビを「最強の相棒」として描き、現代の友情やペア文化と自然につなげている
- 短くて笑える動画形式にすることで、スマートフォンで気軽に楽しめるコンテンツにしている
こうした工夫によって、「博物館=難しい解説を読む場所」というイメージから、「推し文物に会いに行く場所」へと認識が変わりつつあることがうかがえます。
2025年のいま考えたい、博物館とSNSの新しい関係
2025年のいま、SNS発のブームによって古代の文物が再発見されるケースは珍しくなくなりつつあります。今回のダングルや彩色土偶コンビのように、ユーモアと物語性を取り入れた発信は、文化財をめぐる参加のハードルを下げてくれます。
同時に、写真を撮って終わりではなく、「なぜこのかたちなのか」「どんな時代に作られたのか」といった問いを自然に生み出すきっかけにもなります。古代と現代、展示室とタイムライン、そのあいだを軽やかに行き来できることが、これからの博物館の大きな強みになっていきそうです。
2000年前の「祖父ダングル」と1500年前の親友コンビ、そしてLabubu。時代も素材もまったく違う三者が、2025年のスクリーンの上で出会い、私たちに「文化を楽しむ新しい視点」をそっと提示してくれているのかもしれません。
Reference(s):
Labubu's ancient twin: Meet a 2,000-year-old lookalike relic!
cgtn.com








