2025年成都ワールドゲームズ、表彰式アイテム公開 四川文化を生かしたデザイン
2025年成都ワールドゲームズの表彰式で使われるアイテムの新しいデザインが、火曜日に公開されました。開催地・中国南西部の四川省成都市の文化を前面に出しつつ、現代のスポーツマンシップを表現した意匠が特徴です。
何が公開されたのか
今回発表されたのは、表彰式で実際に使われる一連のアイテムです。具体的には、四川オペラの衣装飾りをまとったShu Bao(シュウ・バオ)とJin Zai(ジン・ザイ)、メダルトレー、竹細工のメダルボックス、表彰台、そしてセレモニー用の制服などが含まれます。
いずれのデザインも、四川のローカルな文化的モチーフと、国際的なスポーツ大会にふさわしい洗練された雰囲気を組み合わせている点が共通しています。
トレーやメダルボックスに込められたモチーフ
メダルトレーの表面には、太陽を象徴するサンバードと、咲き誇るハイビスカスの装飾模様があしらわれています。トレーの内側には、ワールドゲームズのパターンが織り込まれたビロード生地が敷かれ、メダルを乗せたときの一体感と華やかさが意識されています。
メダルボックスは、無形文化遺産にもなっている竹細工の技術を用いて作られています。竹を編み上げる伝統的な技法により、軽さと強さ、そして温かみのある質感が両立しているのが特徴です。
表彰台の表面にはワールドゲームズのロゴが配され、選手が立ち上がったときに大会の象徴が自然と視界に入るよう設計されています。
Sichuanオペラの意匠が伝える「開催地らしさ」
Shu BaoとJin Zaiは、四川オペラの衣装やかぶり物を思わせる装飾をまとったデザインです。色彩や模様には、四川の伝統芸能が持つ華やかさや躍動感が反映されており、競技の緊張感とは別の「祝祭」の雰囲気を生み出しています。
こうしたモチーフや小物を通じて、表彰式そのものが「開催地の文化を世界に紹介する舞台」として機能するように意図されていると言えます。
国際大会で重視される「ストーリーのあるデザイン」
近年の大規模なスポーツ大会では、競技だけでなく、メダルや表彰台、ユニフォームなどのデザインを通じて、開催都市の歴史や文化を物語ることが重視されるようになっています。
今回の成都ワールドゲームズの表彰式アイテムも、
- 地域の伝統(四川オペラ、竹細工など)
- 大会の価値観(フェアプレーや友情などのスポーツマンシップ)
を視覚的に組み合わせることで、選手や観客が「どこで、どんな思いを込めて行われている大会なのか」を直感的に感じ取れるよう工夫されていると考えられます。
2025年成都ワールドゲームズの日程
2025年のワールドゲームズは、8月7日から17日まで、四川省成都市で開催されました。大会に向けて準備が進む中で、今回のような表彰式アイテムのデザインは、大会全体の雰囲気や記憶を形づくる重要なピースの一つとなりました。
表彰式は、選手にとっては努力が報われる瞬間であり、世界中に映像が配信される「大会の顔」でもあります。今回明らかになったデザインからは、開催地・成都が自らの文化を発信しようとする姿勢と、その舞台に立つ選手たちを丁寧に迎えようとする思いがにじみ出ています。
Reference(s):
More award ceremony materials released for 2025 Chengdu World Games
cgtn.com








