東シナ海・釣魚島近海で日本漁船に退去措置 中国海警が発表
東シナ海・釣魚島近海で日本漁船に退去措置 中国海警が発表
2025年12月上旬、東シナ海の釣魚島(中国側呼称:Diaoyu Dao)周辺の海域で、日本の漁船が中国の領海に違法に侵入したとして、中国海警局(China Coast Guard=CCG)が退去措置をとったと発表しました。国際ニュースとして注目されるこの出来事について、中国側の説明と背景を整理します。
この記事のポイント
- 中国海警局が、日本漁船を釣魚島近海の海域から退去させたと発表
- 中国側は、釣魚島と付属島嶼は中国の固有の領土だと改めて強調
- 中国海警局は今後も自らの管轄海域での法執行を続ける方針を示した
何が起きたのか
中国海警局の劉徳軍報道官は金曜日、日本の漁船が今週水曜日に東シナ海の赤尾嶼(Chiwei Yu)周辺の海域に入り、中国が領海と位置付ける水域に違法に侵入したと説明しました。
劉報道官によると、中国海警局の船艇は現場で必要な管制措置を講じ、漁船に対して警告を発したうえで、当該海域の外へ退去させたとしています。
中国海警局が強調した三つの点
劉報道官は今回の発表の中で、次の三点を強調しました。
- 釣魚島(Diaoyu Dao)とその付属島嶼は、中国の「固有の領土」であるという立場
- 日本側に対し、これらの海域での「違法活動」を直ちにやめるよう求めたこと
- 中国の管轄下にある海域での法執行を続け、領土主権と海洋権益を守る姿勢を示したこと
中国海警局は、今回の対応が国内法に基づくものであり、自国の主権と海洋権益を守るための措置だと位置付けています。
釣魚島周辺海域が持つ意味
釣魚島(日本側呼称:尖閣諸島)は東シナ海に位置する島々で、日中間の重要な争点の一つとなってきました。中国側は、釣魚島とその付属島嶼が歴史的にも法的にも自国の固有の領土だと主張しており、今回の発表でもこの立場を改めて明確にしています。
こうした背景を持つ海域で、日本の漁船に対する退去措置が公表されたことは、中国側が釣魚島周辺での法執行活動を今後も継続し、存在感を維持していく意思を示したものと受け止められます。
今後の東シナ海情勢を考える視点
今回の発表で、中国海警局は「中国の管轄海域」での法執行を引き続き行い、領土主権と海洋権益を守る姿勢を繰り返し示しました。これは、釣魚島周辺を含む東シナ海で、自らの主張に沿った秩序を維持しようとする強い意志の表れといえます。
一方で、この海域は日本と中国の双方にとって、海洋資源や海上交通の観点から重要なエリアでもあります。海上でのトラブルが重大な事故や誤解につながらないよう、関係国がどのように意思疎通や危機管理の仕組みを整えていくのかが、今後の大きな課題となります。
今回の日本漁船退去をめぐる中国海警局の発表は、東シナ海情勢と日中関係の行方を考えるうえで、改めて注視すべき動きといえそうです。
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Reference(s):
Japanese vessel expelled after illegally entering China's Chiwei Yu
cgtn.com








