中国・ロシア外相が北京で会談 戦略的協力を強化へ【国際ニュース】
リード:なぜこの会談がニュースになるのか
2025年12月の国際ニュースとして、中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相が北京で行った会談は、揺れる世界情勢の中で両国がどのように連携していくのかを示す重要なサインです。本記事では、その発言と合意点をコンパクトに整理します。
北京で王毅外相とラブロフ外相が会談
今週日曜日、北京を訪れたロシアのラブロフ外相は、中国の王毅外相と会談しました。ラブロフ氏は上海協力機構(SCO)外相会合に出席するために中国を訪れており、その合間を縫って個別会談が行われた形です。
中国共産党中央政治局委員でもある王毅外相は、ラブロフ氏の訪問を歓迎したうえで、中国とロシアの関係について「現在の世界で最も安定して成熟し、戦略的な意味を持つ大国間関係だ」と強調しました。
王毅氏は、両国が歴史的・戦略的・長期的な視点から一貫して二国間協力に取り組んできたと説明し、その姿勢を今後も維持する考えを示しました。
中国・ロシアが強調した3つのポイント
今回の会談では、中国とロシアの両外相が、急速に変化する国際環境の中で次のような点を確認しました。
- 戦略的協力の一層の深化:両国は、二国間関係を「包括的な戦略協力」と位置づけ、その協力をさらに深めていく方針を再確認しました。
- 首脳間コンセンサスの着実な履行:両国の首脳がこれまでに示してきた共通認識や合意事項を、タイミングよく実行に移すために、外相レベルで緊密な意思疎通を続けるとしました。
- 不確実な世界情勢への共同対応:国際情勢の不確実性や構造変化が進む中で、今後のハイレベルな往来の準備を進めつつ、両国がそれぞれの発展や振興を支え合うことを優先課題に据えるとしています。
上海協力機構(SCO)外相会合という舞台
今回の会談は、上海協力機構(SCO)の外相会合に合わせて行われました。SCOは複数の国が参加する協力の枠組みで、中国とロシアもその重要なメンバーです。
王毅氏とラブロフ氏の会談は、この国際会合の場を活用して両国の戦略的連携を改めて確認し、今後の協力の方向性を擦り合わせる機会となりました。
2025年の国際秩序を見るうえでのポイント
世界情勢が大きく揺れ動く中で、中国とロシアが自らの関係を「最も安定して成熟した大国間関係」と位置づけたことは、今後の国際ニュースを読み解くうえで無視できない動きです。日本語で国際ニュースを追う読者としては、次の点に注目しておくとよさそうです。
- 今後予定される首脳級の対話やハイレベル交流で、両国の「戦略的協調」がどのような形で示されるのか
- SCOなどの多国間の場で、中国とロシアがどのテーマで足並みをそろえるのか
- 他の国や地域が、中国・ロシア両国との関係や距離感をどのように調整していくのか
今回の北京での会談は、単なる二国間の外交行事ではなく、2025年の国際秩序の行方を考えるうえでの一つの重要な手がかりと言えます。
Reference(s):
Chinese, Russian FMs pledge united front amid global turmoil
cgtn.com








