北京順義を歩く CISCE開催地が見せる自然と都市の共生
リード:CISCE開催地から見える「緑の北京」
2025年12月現在、第3回China International Supply Chain Expo(CISCE)の開催地となった北京市順義区に、静かな注目が集まっています。会場の外に目を向けると、展示場の喧騒とは対照的な、豊かな自然と落ち着いた風景が広がっています。
順義区には、Wucai Shallow Mountain and Waterfront National Hiking Trail と呼ばれるハイキングコースがあり、緑に包まれた山並みと静かな水辺を歩きながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。都市開発が進むエリアでありながら、生態系が息づく空間が隣り合っていることが、この地区の大きな特徴です。
本記事では、CISCEの舞台となった北京・順義区を、国際ニュースの一場面としてだけでなく、自然と都市の共生という視点から見つめ直してみます。
第3回CISCEと北京・順義区
China International Supply Chain Expo(CISCE)は、サプライチェーンに関わる企業や組織が集まり、協力や連携の可能性を探る大型イベントです。その第3回の開催地となっているのが、北京市の順義区です。
順義区は、国際イベントの会場となる一方で、居住エリアや産業エリアも抱える都市空間です。そこであえて自然環境に焦点を当てると、サプライチェーンをめぐる議論が、環境や暮らしと切り離されたものではないことが見えてきます。
水と緑に包まれるハイキングコース
順義区の自然を象徴する存在として紹介されているのが、Wucai Shallow Mountain and Waterfront National Hiking Trail です。名前の通り、山の斜面と水辺が一体となったコースで、散策から本格的なハイキングまで、さまざまな楽しみ方ができます。
- 山側では、木々に囲まれた道を歩きながら、季節ごとに変わる景色を味わえる
- 水辺では、静かな水面を眺めつつ、ゆっくりとしたペースで散歩やジョギングができる
- コース全体を通して、都市の近くにいながら、自然の音や空気を強く感じられる
こうした環境は、忙しい展示会場を行き来する参加者にとって、心と体をリセットする場にもなりえます。都市のすぐそばに逃げ込める自然があることは、国際イベントの開催地にとっても大きな強みといえます。
エコロジーと都市開発が両立する風景
順義区は、都市開発が進むエリアでありながら、自然との調和を重視した地域として紹介されています。住宅や交通インフラが整備される一方で、緑地や水辺の空間が確保され、多様な生き物が生息する生態系が守られています。
こうした風景は、北京がエコロジーと経済活動をどのように両立させていこうとしているのかを、具体的に想像させてくれます。サプライチェーンの効率化や強靱化が注目される中で、自然環境と共存する都市づくりもまた、重要なテーマとなっています。
文化と食がつくる「順義らしさ」
順義区の魅力は、自然だけではありません。多様な文化的背景を持つ人々が暮らし、アートや音楽、デザインなどの分野で活動する場も育まれています。地域に根ざしたイベントや展示などを通じて、国際色とローカルな個性が混ざり合う雰囲気が生まれています。
また、地元の食材を生かした料理や、多国籍な味を楽しめる飲食店も集まっており、訪れる人は食を通じて順義らしさを感じることができます。国際博覧会の参加者にとっても、会場から一歩外に出るだけで、こうした日常の風景に触れられることは、大きな楽しみになるでしょう。
国際ニュースを「場所」から読み解く
国際ニュースを追うとき、私たちはしばしば会議の成果や企業の動きに目を向けがちです。しかし、その舞台となる都市や地域の姿に注目すると、もう一歩立体的に世界を理解するヒントが得られます。
CISCEが開かれた北京・順義区の自然や暮らしに目を向けることは、サプライチェーンと環境、経済と日常生活がどのようにつながっているのかを考えるきっかけになります。ニュースの背後にある場所の物語に意識を向けてみると、同じトピックでも見え方が少し変わってくるかもしれません。
スマートフォンの画面越しに国際ニュースを追いながら、次のスクロールの前に、このニュースはどんな街のどんな風景の中で起きているのだろうと想像してみる。順義区のハイキングコースと都市の光景は、そんな視点を思い出させてくれる例の一つです。
Reference(s):
cgtn.com








