中国の趙楽際氏がアルバニージ豪首相と会談 対話と協力で関係強化へ
中国の最高立法機関トップにあたる趙楽際・全国人民代表大会常務委員長が北京でオーストラリアのアルバニージ首相と会談し、中国とオーストラリアの関係を対話と協力で一段と前進させる方針を確認しました。貿易や気候変動、立法機関どうしの交流など、幅広い分野で協力を深める意向が示されています。
北京での会談のポイント
火曜日、北京で行われた会談には、中国の趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長とオーストラリアのアルバニージ首相が出席しました。趙氏は、中国とオーストラリア両国の指導者による最近の会談が、両国関係の新たな発展に向けた青写真を描いたと強調しました。
そのうえで、中国はオーストラリアとともに、首脳間で確認された重要な合意を具体的な協力として実行に移し、高品質で互恵的な協力を進め、人的交流を一層深め、長期的で健全かつ安定した二国間関係を築いていく用意があると述べました。
立法機関レベルでも関係強化へ
趙氏はまた、全人代としてオーストラリア連邦議会との友好関係を強め、立法や監督(行政をチェックする役割)に関する経験交流を進める考えを示しました。こうした取り組みを通じて、二国間協力に法的な後ろ盾を与えたいとしています。
立法機関どうしが対話を重ねることで、貿易や投資、環境対策など、さまざまな分野の合意やプロジェクトを安定的に進めるためのルール作りが期待されます。
豪州側は貿易と気候変動の協力を強調
アルバニージ首相は、オーストラリアとして中国との貿易・経済協力をさらに深めるとともに、立法機関同士の交流や人々の往来を拡大したいと述べました。
また、気候変動への対応で協力しつつ、両国間の違いがあっても適切に対処し、対話と協力を通じてオーストラリアと中国の関係を前に進めていく考えを示しました。
2025年の国際環境で見る今回の会談の意味
2025年12月現在、アジア太平洋地域では、経済安全保障やエネルギー転換、気候変動対策などをめぐり、各国・地域の連携のあり方が問われています。その中で、中国とオーストラリアという大きな経済を持つ二つの国が、首脳レベルだけでなく立法機関レベルでも協力強化の姿勢を示したことは、地域の安定や国際協力の流れを考えるうえで注目される国際ニュースの一つだといえます。
今回の会談から見えてくるキーワードは、次の三つです。
- 貿易・経済:互恵的な協力の拡大
- 人的交流:市民レベルのつながりの強化
- 気候変動:共通の課題に対する協調
日本にとっても、中国とオーストラリアの関係の行方は、サプライチェーン(供給網)やエネルギー市場、気候変動対策などさまざまな面で間接的な影響を与え得るテーマです。こうした動きを丁寧に追いながら、自国の立場や地域全体のバランスを考えていくことが求められています。
Reference(s):
cgtn.com








