中国南西部の重慶と成都で高温警報 40度予想の熱波に警戒
中国南西部の重慶市と四川省の省都・成都市で、最高40度に達するおそれのある熱波に備えて高温警報が発表されています。人口の多い2つの都市を同時に覆う暑さで、市民生活やインフラへの影響が懸念されています。
中国南西部の二大都市で高温警報
今回の高温は、中国南西部の重慶市と成都市を中心とする地域で予想されています。気象当局は、日中の気温が40度近くまで上昇する見通しだとして、屋外での活動や交通機関への影響に注意を呼びかけています。
両都市はいずれも内陸の大都市で、高層ビルやアスファルトが多いことから、熱がこもりやすい「ヒートアイランド現象」が起こりやすいとされます。今回の熱波でも、体感温度が実際の気温以上に高くなるおそれがあります。
成都で高温オレンジ警報 3日間続く見込み
成都市では、現地時間の火曜日午前10時に、成都市気象台が「高温オレンジ警報」を発表しました。オレンジ警報は、高温に関する警報としては上から2番目に高いレベルとされています。
この警報によると、火曜日の午後には市内の複数の区や周辺地域で、気温が38度を超える見込みです。また、こうした厳しい暑さは少なくとも3日間は続くと予報されています。
気象台は、高齢者や子ども、持病のある人を中心に、熱中症への警戒を強めるよう呼びかけています。
地域全体で40度前後の暑さに
重慶市と成都市を含む広い範囲で、最高気温は40度近くまで上がると予想されています。直射日光の当たる市街地では、路面温度がさらに高くなり、車内や屋外の工事現場などでは危険なレベルに達するおそれがあります。
鉄道や電力などのインフラへの負荷が高まる可能性もあり、エアコン需要の急増による電力使用量の増加が懸念されています。
市民が今すぐできる暑さ対策
現地の人びとが取るべき基本的な対策は、日本の猛暑対策とも共通しています。代表的なポイントは次のとおりです。
- 日中の最も暑い時間帯の外出をできるだけ避ける
- こまめに水分と塩分を補給し、のどが渇く前に飲む
- エアコンや扇風機を活用し、室内の温度を適切に保つ
- 屋外では帽子や日傘を使い、日陰を選んで移動する
- 体調の変化(めまい、頭痛、吐き気など)を感じたら早めに休む
特に高齢者や乳幼児、持病のある人は、周囲が早めに声をかけ、体調の変化を見逃さないことが重要です。
都市部の熱波が深刻になりやすい理由
今回のように、大都市で熱波が発生すると影響が拡大しやすい背景には、いくつかの構造的な要因があります。
- アスファルトやコンクリートが昼間の熱をため込み、夜間も放出し続ける
- 緑地が少なく、地表付近の温度が下がりにくい
- 車や工場、エアコンの排熱が都市部に集中する
- 人口密度が高く、多くの人が同時に影響を受ける
こうした条件が重なることで、同じ気温でも郊外より都市部のほうが体感的に厳しい暑さになりやすいとされています。
日本にとっての関心ポイント
日本でも近年、夏場の40度前後の猛暑が珍しくなくなっています。中国南西部の重慶や成都で起きている高温警報は、都市部の熱波対策が国境を越えた共通課題になっていることを改めて示しています。
都市のインフラ設計、電力の安定供給、高齢者を含む住民の見守り体制など、各国の経験や教訓を共有することで、今後の極端な暑さへの備えを強化できる可能性があります。
今回の重慶と成都の動きは、日本の読者にとっても、「自分の暮らす都市が同じ状況になったらどう備えるか」を考えるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








