FIBA女子アジアカップ:中国の「ダブルタワー」が韓国に快勝
中国・深圳で行われているFIBA女子アジアカップのグループBで、中国代表が韓国代表を91-69で下しました。ハン・シューとジャン・ズーユーの「ダブルタワー」が合計36得点を挙げ、ディフェンディングチャンピオンとしての力を示しました。
アジア女子バスケットボールの国際ニュースとして注目されるこの試合を、日本語ニュースとして分かりやすく振り返ります。
深圳でのグループB注目カード
FIBA女子アジアカップのグループBで行われた一戦は、中国南部の広東省深圳で現地時間の火曜日に行われました。中国代表は前回大会王者として大会全体でも注目を集める存在です。
この日の韓国戦でも、中国代表の高さとインサイドの強さが際立つ内容となりました。
前半は両チームともリズムを欠く展開
試合序盤、両チームともオフェンスのリズムをつかめませんでした。中国代表はリ・ユエン、ルオ・シンユー、ハン・シューらがゴール下のチャンスを立て続けに外し、韓国代表もフリーのシュートを決めきれず、約2分間スコアが動かない時間が続きました。
沈黙を破ったのは韓国のパク・ジヒョンでした。ドライブからの得点でようやくスコアボードを動かし、試合は少しずつ動き始めます。
ルオのハッスルと18歳センター・ジャンの存在感
立ち上がりでなかなか落ち着かない中国代表を支えたのが、23歳フォワードのルオ・シンユーです。オフェンスリバウンドに積極的に飛び込み、セカンドチャンスをつくり出したほか、味方への巧みなパスで攻撃のリズムを整えました。
第1クオーター途中からコートに入ったのが、身長226センチの18歳センター、ジャン・ズーユーです。ジャンはゴール下で圧倒的な存在感を示し、リバウンドとリング周りの守備で試合を支配しました。一方で、韓国代表はジャンの機動力の低さを突こうと、彼女をコートの外側に引き出すようなオフェンスを試みる場面もありました。
韓国のブザービーターで第1Q終了
第1クオーターの終盤、中国代表は一時リードを広げますが、韓国代表も簡単には引き離されません。アン・ヘジが第1クオーター終了のブザーと同時にロングレンジのシュートを沈め、中国のリードを3点差まで縮めて最初の10分を終えました。
パク・ジスの負傷でひやり、それでもコートに復帰
第2クオーターに入ると、韓国代表にアクシデントが起きます。ベテランセンターのパク・ジスが、ジャン・ズーユーを守る際のプレーで肩を痛め、ベンチに下がる場面がありました。一時は試合の行方を左右しかねないシーンとなりましたが、治療を受けたパクは後半に戻ってプレーを続けました。
最終スコア91-69、中国が高さを武器に勝利
試合全体を通じて、中国代表はインサイドを中心に試合を組み立て、最終的に91-69で韓国代表を下しました。ハン・シューとジャン・ズーユーの「ダブルタワー」は合計36得点を挙げ、ディフェンディングチャンピオンらしい強さを見せつけました。
ゴール下のミスから始まった前半を修正し、リバウンドと高さの優位性を生かして主導権をつかんだことが、この勝利の大きな要因と言えます。
アジア女子バスケのトレンドを映す一戦
今回のFIBA女子アジアカップの一戦は、アジアの女子バスケットボールが直面するテーマを象徴しているようにも見えます。高さとフィジカルの強さを前面に出す中国代表に対し、韓国代表はスピードやアウトサイドシュートで対抗しようとしました。
226センチのジャン・ズーユーのような超大型センターをどうチームの中で生かし、また守る側がどう攻略していくのか。2025年現在、国際バスケットボールの現場では、サイズと機動力のバランスをどう取るかが一段と重要になっています。
今後のFIBA女子アジアカップでも、中国代表の「ダブルタワー」がどのように進化し、各国がどんな対策を講じてくるのか。アジアの女子バスケを追いかけるうえで、注目しておきたいポイントと言えそうです。
Reference(s):
Double towers power China past South Korea at FIBA Women's Asia Cup
cgtn.com







